毎週土曜の午前5時から放送されている釣り番組『GOGO釣りサタデー』(ラジオ関西)。2月15日放送回では、これから旬となる寒サバの話題をピックアップ。和歌山県湯浅の乗合船・渡船「なぎ丸」の船長とつなぎ、現地の釣果情報などについてトークを進めた。
寒サバ釣りの出港は朝5時。湯浅を出て“ラングイ”と呼ばれる白浜沖から少し南のポイントまで船で1時間ちょっとのところに向かう。水深はかなり深いが、棚は80メートルくらいで、食いが良くなれば50メートル、40メートルと、徐々に上がってくるという。
和歌山・湯浅の名物であるこの“ラングイの寒サバ”は、脂の乗りもよく非常に美味しいと評判。この時期の釣果は、サイズは35~40センチくらいで、20匹くらいは釣れているという。番組パーソナリティーを務める藤原正美も「和歌山の寒サバはめちゃめちゃ美味しいでしょ。20匹も釣れたら大満足ですよね! まだまだこれから楽しみ」と興奮気味。これからの季節、さらに釣果が期待されて、ピークは2月末ごろ。
仕掛けは胴付きのサビキで5本針、ハリスは7号、錘は100号、餌は付けず、ステンレスのアミ籠にアミエビを入れて80メートルの棚まで落としていく。80メートルの深さで撒けるようにアミエビをかために詰める。誘いはいらないとのこと。竿は7対3の調子で錘100号以上に対応できるくらいのもの。藤原は「80メートルの深さに落とすのは大変やから、錘が100号なんですね。これは連でかかると重いですよね。電動で上げても大丈夫ですか?」と聞くと、なぎ丸の船長は「今は電動の方がほとんどですね。サバは口が丈夫やからバレることは少ない。でも、注意せんといかんのは、泳ぎが激しいので糸が絡まりやすいこと。速く巻いてもらうのがポイント」と話す。この寒サバ釣り、3月いっぱいまで楽しめるそうだ。
なぎ丸の船長の話では、寒サバの食べ方は“サバのたきたき”がおススメ。これは、サバのすき焼きのことで、3枚におろした寒サバを刺身の3倍くらいの厚さに切り、あとはすき焼きと同じ味付け。脂が乗っているので玉子をつけて食べると最高に美味しいという。藤原は「食べたことないんです。噂には聞いているんですけどね」と興味深々。サバは鮮度が落ちやすいので火を通す料理がいいそうで、おすすめの保存方法は干物とのこと。
『GOGO釣りサタデー』番組内では、リアルな釣り情報をお届けするべく、リスナーからの釣果報告、海、魚、釣りに関する歌のリクエストも募集中。メッセージが紹介されると番組ステッカーがプレゼントされるが、このステッカーが話題になっている。というのも、前回の7代目のイカのステッカーから新作の8代目のステッカーになったのだが、何の魚か分からず、リスナーの間では『メバル説』や『イシダイ説』が出ているという。あるリスナーからは「いち早くいただいたのですが、緑の色彩で、どうしてもブルーギルにしか見えません。オシャレな出来栄えに満足しています」と、おたよりが届いた。これには藤原も思わず笑ってしまい「今回は何の魚か決めずに作っています。緑色が斬新なステッカーですので、ぜひメッセージやリクエストお寄せ下さいね」と呼び掛けていた。