1月29日にニューシングル「流星」をリリースしたシンガーソングライターのサトウヒロコ。栃木県出身、栃木を中心に音楽活動を続けるなか、2011年に「栃木県壬生町かんぴょう大使」に、2013年には「とちぎ未来大使」に就任。2022年に開催される「いちご一会とちぎ国体」、「いちご一会とちぎ大会」のテーマ曲を歌うことが決定するなど、地元・栃木では目覚ましい活躍を続けている。そのサトウが、神戸のラジオ局、ラジオ関西の『春名優輝PUSH!』にゲストで登場。実は関西や神戸にもゆかりがあるという注目のアーティストが、自由奔放でハツラツとしたおしゃべりを番組内でも展開した。(聞き手は、ラジオ関西の春名優輝アナウンサー)
栃木のスターは神戸にもゆかりあり!?
――2022年には「いちご一会とちぎ国体」のテーマ曲を歌うことが決定しています。これはすごいことですよ。
なかなか歌えないですよね! ありがたいです。ただ、「サトウさんはシンガーソングライターだから他人が作った歌なんて歌いたくないでしょう?」というお声を県の職員さんやその他の皆さんからいただくのですが……。
――違うんですか?
いやいやいやいや! とちぎ国体の曲って、実は一般公募で、「買取楽曲」みたいな、県が曲を買い取るんですよ。(ミュージシャン側のとしては条件が悪いけれど)でも私はやりたすぎて、3曲も応募しているんですよ!
――ご自身で?
でも3曲ともダメだったんです。最終的には千葉柏市在住の方の楽曲が採用されたんですが、「歌唱の方でやってくんねけ?」と言われて。それで「いいよ、全然やっから」と。
――お、栃木弁ですね!
いいえ、違います。
――あれ、違うんですか!?
すいません、私すぐ変な嘘ついちゃうんです(笑)。
――そ、そうなんですね……。それはともかく、栃木ではラジオ・テレビ合わせてなんとレギュラー番組は4本。すごいご活躍ですよね。
いやいや。おかげさまでありがたいことに。でも、自分のルーツは路上なので、路上ライブにも出ています。1月に新しいシングルのCDがリリースされたので、いまは隔週で歌いに行かせていただいています。来週の水曜日は宇都宮駅前です。神戸、関西の皆さまもぜひ!
――神戸にはよく来られるんですか?
最近はごぶさたになっちゃうんですが、友達も、応援してくれるファンの方も、もともと関西に多くいらっしゃるので、よくヒッチハイクで来ていたりとか。初めてのワンマンも神戸の「チキンジョージ」というライブハウスでした。だから関西にも応援してくれる人が多い印象ですね。今は栃木にいて、もともと栃木は住まいだけの拠点だったんですが、最近では活動の拠点も栃木になっています。
――地元密着なんですね! 神戸と栃木の違いはありますか?
地形が全く違うので、景色、空気、風の通り方、もう全然違いますね。栃木は海もないですし、できる雲の形状も違う。神戸はね、「ポコッ!」と山がひとつ……、そう、六甲山! (それに対して)栃木は関東平野があって、大きい山々が「だ~~!」っ連なっているんですよ。共通点といえば、オシャレな感じ?(笑) 絶対にそれかなと思います。
――今日も半分はモノトーンだけど、もう半分は緑の花柄シャツでお洒落ですね。
ハーフ&ハーフで。「そのシャツ、生地が足りなかったの?」とよく言われてしまうんですけどね。関西の人の服は柄モノが多いという印象がどうしてもあったんですが、こっちに来て出会う人はみんな静かなモノトーンな感じ。神戸で柄シャツを着ている金髪のお姉さんはヒロコくらいで、柄モノは大阪のおばちゃんだけなのかな……。
「かんぴょう大使」の肩書は伊達じゃないみたいです
――栃木といえばイチゴと餃子が有名で、神戸と一緒で「食」が美味しい場所ですよね。
あ! なんだ「似ている部分」の答え、そっちが持ってんじゃん! 打ち合わせの時から言ってよね!(笑) 確かにご飯はすごく美味しいですね。
――「かんぴょう大使」でもいらっしゃいますからね。やっぱり本場の「かんぴょう」は美味しいんですか?
美味しいかどうかは、その人次第、調理する人次第!(笑) 「かんぴょう」はどんな味か知っていますか?
――やっぱり甘い風味の……
あれはですね、甘辛く煮付ける調理をしてくれた人のお陰なんですよ!
――なるほど、そういうことですね。
だから、「かんぴょう」自体はもう無味なんですよ。そこにいろんな味をつけられるんです。甘辛くもできるし、マリネとかにすればイタリアンっぽくなるし、お味噌汁に入れても歯ごたえがあって美味しいです。色々な食べ方があるんです。そして実は、皆さんが召し上がっている「かんぴょう」の9割は栃木で作っているんですよ! 栃木の特産品です。
――「かんぴょう」をお目当てに栃木へ行ってみたくなりました。色んな食べ方を試してみ
たいです。
それなら夏がいいかもしれません!
――夏? どうしてですか?
「かんぴょう」はウリ科の植物を、かつら剥きみたいに削って、干して、乾燥させたものなのです。けれども、ただ干すだけだと色が付いたり虫が付いたりしちゃうので、硫黄に漬けて保存するんですよ。その硫黄がちょっと臭いんですよね。でも、夏場なら、硫黄に漬けずにただ干しただけの「かんぴょう」を食べることができるんです!
――勉強になります。
やばい! なんか「かんぴょう大使」みたいなこと言っちゃった!
――では、最後に、音楽のお話を聞かせてください。今年1月29日に発売された「流星」というシングル曲のポイントを教えてください!
この「流星」は、もともと4年前の2016年にリリースされた『雪フル』というアルバムに収録されていたナンバーです。この曲にタイアップがついて「栃木の偉人『日立をつくった男~小平浪平~』」という番組の主題歌になりました。それがきっかけで、改めてレコーディングし直してリリースするに至りました。もともとはギターがメインの曲だったのですが、今回のシングルカットではピアノがメインになっています。熱くなったピアノの旋律が聴きどころです!
サトウヒロコ
New Single 「流星」
1.流星
2.流星~instrumental~
3.流星~karaoke~
4.流星~sing with a guitar~
2020年1月29日(水)発売
定価¥1,000(税別)
CIMS-2009
発売元:CIMS Music Entertainment
サトウヒロコ official website
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サトウヒロコ 公式Twitter
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