加東市産もち麦が生んだコラボ商品 自治体・高校・食品メーカーで地域おこし

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 加東市の社高校と、加東市に工場を持つ食品メーカーのマルヤナギ小倉屋が加東市産もち麦を使い、新商品「スープで食べる もち麦 豆乳クリーム」を開発。この取り組みが、内閣府主催の「地方創生 政策アイデアコンテスト」で優秀賞を受賞した。

「スープで食べる もち麦 豆乳クリーム」
「スープで食べる もち麦 豆乳クリーム」
「スープで食べる もち麦 豆乳クリーム」
「スープで食べる もち麦 豆乳クリーム」

 アナタは『もち麦』をご存じだろうか。スーパーフードとして話題になったこともあったが、もち麦は大麦の一種で、お米に「うるち米」と「もち米」があるように、大麦にも粘りが少ない「うるち性」と粘りが強い「もち性」がある。もち麦は、この「もち性」の大麦の総称になる。

 その『もち麦』を使って共同開発に取り組んだ社高校とマルヤナギ社だが、両者が出会うパイプ役となったのが、行政である加東市。社高校では以前から地域と連携して地元活性化に向けた取り組みをしており、加東市が支援。社高校の活動をマルヤナギに紹介し、授業をしてもらったことがきっかけで、このプロジェクトがスタートした。

 加東市の農家が高齢化していること、若者の新規就農者が減少していること、女性の有業率の低さといった課題を解消し、「地域を活性化する!」。高校生の強い思いが新商品を生み出しただけでなく、内閣府のコンテストで受賞するという結果にも結びついた。

 マルヤナギの企業努力も大変なものだ。手に取りやすい価格、「お湯をいれるだけ」、「レンジでチンするだけ」など、すぐに食べられることが必須。リゾットという案があったり、味付けをどうするか試行錯誤したり、高校生の理想を実現するために、相当苦労したと、株式会社マルヤナギ小倉屋の商品企画マーケティング推進部開発担当リーダー山﨑希さんは振り返る。そのうえで、「高校生の自由な発想で刺激を受けることができ、今後も農家と高校生の思いとともに、加東市のもち麦を知ってもらえるよう努めていきたい」と語っている。

 また、両者の架け橋となった加東市は、地元に対する思いがより効果的に発揮されるように、高校生の活動をサポートしていきたいと意欲的だ。

「スープで食べる もち麦 豆乳クリーム」は、税抜き188円。JAみのり直売所ふれすこ、加東市近隣スーパー、マルヤナギの通信販売で購入できる。

 加東市に限らず、このような取り組みを全国の市町村で起こし、地方から元気を発信していきたい。



スープで食べる もち麦 豆乳クリーム
価格:188円(税抜き)
販売場所:JAみのり直売所ふれすこ、加東市近隣スーパー、マルヤナギの通信販売(https://maruyanagi.net/