28日、関西にある大手テーマパークや人気ミュージアムも、新型コロナウイルスの影響による感染症拡大防止のため休業、休館を決めた。
「ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)」(大阪市此花区)は2月29日から3月15日までパーク営業を中止し臨時休業すると、パークを運営する合同会社ユー・エス・ジェイが発表した。休業期間中のチケットの取り扱いなどの詳細に関しては公式ホームページに掲載されている。
また、「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」(神戸市中央区)も、USJと同じく、2月29日から3月15日までの間、臨時休館する。同期間内の期限を含む有効期限付きチケット等の対応については、後日公式ホームページで案内される。
USJ、神戸アンパンマンこどもミュージアム&モールともに、再開日は現時点で3月16日を予定するも、営業再開については「今後の状況を鑑みながら慎重に判断」(USJ)、「感染状況や関係行政当局からの情報を元に、改めてお知らせする予定」(神戸アンパンマン)としている。
同じ28日には、東京ディズニーリゾート(千葉県浦安市)を運営する株式会社オリエンタルランドも、東京ディズニーランドおよび東京ディズニーシーを2月29日から3月15日まで臨時休園することを発表している。
26日に総理官邸で第14回新型コロナウイルス感染症対策本部が開催され、安倍晋三首相から「多数の方が集まるような全国的なスポーツ、文化イベント等については、大規模な感染リスクがあることを勘案し、今後2週間は、中止、延期又は規模縮小等の対応を要請する」との方針が述べられた。これを受けて、スポーツやエンタメをはじめ、イベントの中止、延期が相次いでいる。