その後、防染糊を洗い落とし乾燥させて完成です。二回目の染めが黒い松枝部分として染まります。
【明治から昭和時代】
明治時代を過ぎると、民営化により一枚の型を使って白地に藍色で染めることが多くなりました。嫁入り布団や、田植えの腰巻など、おめでたい図柄にちなんで、お祝い事やハレの日に用いられていました。
しかし、洋服文化が発達し、反物の需要がなくなって、高砂染は作られなくなります。昭和初期に廃れてしまいました。途絶えた文化を惜しみ、その貴重な文化を伝えるために、現代でもさまざまな復元の活動があります。
※新型コロナウイルス感染症拡大予防にともない、下記、2件のイベントについては開催中止が決まった(3月3日発表)。
◇講演会「高砂染の未来 ~失われた工芸品のリデザイン~」
日時 3月7日(土) 14:00~15:30
講師 寄玉昌宏氏(株式会社エモズティラボ代表)
会場 会議室
備考 講演会の聴講は無料も、展覧会の観覧は入館料が必要。当日11:00に整理券を配布。先着40席
◇展示解説会
日時 3月20日(金・祝)14:00~15:00
講師 姫路市書写の里・美術工芸館学芸員
事前申し込み不要。当日観覧可も、入館料が必要
姫路市書写の里・美術工芸館
※3月5日から3月19日まで、新型コロナウイルス感染予防のため休館が決定=3月4日に発表
※引き続き3月26日まで臨時休館=3月17日に発表
所在地 姫路市書写1223(電話079-267-0301)
観覧料 一般310円、大学・高校生210円、中学・小学生50円
休館日 月曜(祝・休日を除く)、祝・休日の翌日(土曜、日曜、祝・休日を除く)
開館時間 10:00~17:00(入館は16:30まで)
アクセス
鉄道=JR・山陽「姫路」駅から神姫バス「書写山ロープウェイ」行きで終点下車、徒歩3分(バスは約20分おきに発車、片道280円で便利)
クルマ=姫路バイパスの「姫路西」ランプから約15分、または、山陽自動車道の「姫路西」インターチェンジから約10分
公式ホームページ
https://www.city.himeji.lg.jp/kougei/