ラグビーのトップリーグは9日、現在開催中の「ジャパンラグビー トップリーグ2020」において、コンプライアンス教育を徹底して行うため、第9節と第10節、新型コロナウイルス拡大防止のために延期していた第7節の開催を休止すると発表した。
トップリーグによると、3月4日にリーグ参戦中の日野レッドドルフィンズ所属の選手が、違法薬物使用容疑で逮捕されたことを含めて、2019年度内に複数のチームから違法薬物関連による逮捕者が出ていることを重く受け止めてのもの。「トップリーグだけではなく、日本ラグビー界の存在を揺るがす大きな問題」という認識のもと、「ファンの皆さまや社会を裏切る結果となり、信頼回復に向け、真摯に取り組むこと、またこれまで以上に踏み込んだ対策が必要」として、コンプライアンス教育を行うという。
今回の開催休止に伴い、神戸製鋼コベルコスティーラーズでは、3月14日の第9節(クボタスピアーズ戦 会場:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)、3月21日の第7節延期分(日野レッドドルフィンズ戦 会場:神戸総合運動公園ユニバー記念競技場)、3月29日の第10節(三菱重工相模原ダイナボアーズ戦 会場:東大阪市花園ラグビー場)の3試合が対象となる。チケットの払い戻しについては、決定次第、トップリーグの公式ホームページで告知される。
神戸製鋼は3試合が対象 ラグビートップリーグ3月開催試合休止に リーグ全体のコンプライアンス教育徹底へ
2020/03/09