新型コロナに立ち向かう神戸の4ライブハウス、4月に同時生配信ライブ開催

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通常営業を自粛しているVARIT. (神戸市中央区)。多くの若者が1日も早く神戸の音楽シーンに元気が戻ることを望んでいる
通常営業を自粛しているVARIT. (神戸市中央区)。多くの若者が1日も早く神戸の音楽シーンに元気が戻ることを望んでいる(写真:ラジオ関西)

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、各地のライブハウスが営業自粛を余儀なくされている中、神戸市内の4つのライブハウスが4月、動画配信による「無観客ライブ」を同時に行うことが決まった。

 一部のライブハウスでクラスター(感染者の集団)が発生し、報道機関で連日取り上げられたことによって、多くのライブハウスが風評被害を受けている。ウイルス感染の予防の意味合いだけではなく、ライブハウスそのものが公衆衛生上よくない空間だという誤った認識だ。

 そうした状況を打開し、改めてライブハウスの素晴らしさを知ってもらおうと企画されたのが「無観客ライブ配信サーキットフェス ライブハウスジャッジメント」だ。果たしてライブハウスはすばらしい場所なのか、そうでないのかを判断してもらおうという思いからイベントタイトルが名付けられた。参加するのはCHICKEN GEORGE、VARIT. 、music zoo 太陽と虎、ARTHOUSE。4月14日(火)の夕方から深夜にかけて、それぞれのライブハウスでの公演(無観客)が配信される。

ライブハウスのすばらしさを語るVARIT.の南出渉さん
ライブハウスのすばらしさを語るVARIT.の南出渉さん(写真:ラジオ関西)

 ライブハウスの営業自粛はミュージシャンにとっても、発表の場と収入の機会を同時に失う深刻な問題だ。そこで今回の配信ライブでは視聴者に趣旨を理解してもらった上でミュージシャン出演料を還元できるような、未来のライブハウスの仕組みも模索している。

 4か所から同時配信するための技術面は神戸を拠点に映像制作を行うCINEMA-EYEが全面協力する。

 イベントを企画したVARIT.の南出渉さんは「ライブハウスはミュージシャンと一緒になって素晴らしいものを産み出そうとする才能と情熱溢れる空間。配信を見てもらいながら『いいところ? わるいところ?』を問うような遊び心も用意したい」と語る。

 気になる出演アーチストは近日第一弾が発表されるが、地元のミュージシャンはもちろんのこと、ライブハウスから育った有名ミュージシャンにもオファーをかけるという。配信の開始時刻とプラットフォームは現在調整中。

 神戸から新型コロナウイルスに負けない元気を発信してほしい。