4人の医師らが新型コロナウイルスに感染し、外来や救急診療を停止している小野市の北播磨総合医療センターの職員やその家族、患者らが風評被害に遭っていることがわかった。
センターによると3月10日に70代男性医師の感染確認を発表して以降、職員や患者らがばい菌扱いされ、引っ越しを業者にキャンセルされたり、タクシーの乗車拒否に遭ったりした。職員の家族が勤務先から出勤停止を命じられた例もあったという。
センターはホームページを通じて「これら誹謗中傷・風評被害に対しては、行政窓口に相談するとともに、内容によっては名誉毀損、精神的苦痛、経済的損失に対する問題となる場合もある」としており地域住民の理解と協力を呼び掛けている。
なお、兵庫県内で確認された感染者は23日までに113人(うち死者6人)。大阪府内では134人(うち死者2人)。