「2つの山口組」特定抗争指定暴力団・指定期限延長へ

LINEで送る

対立抗争とみられる事件が相次いでいるとして「特定抗争指定暴力団」に指定された六代目山口組と神戸山口組について兵庫、大阪、愛知など6府県の公安委員会は、暴力団対策法に基づき指定期限延長することがわかった。4月上旬にも官報に公示されて効力が発生する。効力は3カ月で、抗争終結まで何度でも延長できる。

 

取り締まりを強化して組織の活動を制限
神戸山口組関連施設(神戸市中央区)に貼りつけられた標章。取り締まりを強化して組織の活動を制限

指定によって事務所使用や対立組員への付きまとい、組事務所の使用、おおむね5人以上の組員の集合などが禁止され、違反すれば警察当局が逮捕できる。取り締まりを強化して組織の活動を制限し、市民生活への影響を防ぐのが狙い。

 兵庫など6府県の公安委員会は活動を制限する「警戒区域」を傘下事務所や幹部の居宅がある神戸市、尼崎市、姫路市、淡路市、大阪市、京都市、名古屋市などが対象となる。

 

神戸山口組中核団体「山健組」前
神戸山口組中核団体「山健組」(神戸市中央区)前では常時警察官が警戒

六代目山口組は2015年8月に分裂、神戸山口組が結成され「2つの山口組」に。2017年4月には神戸山口組から離脱した組員が現在の絆会の前身組織を結成。「2つの山口組」は2020年1月7日に「特定抗争指定暴力団」として官報に公示された。現在も水面下での抗争が続く。