新型コロナウイルスにの兵庫の感染者は26日までに120人、死者7人にのぼった。死亡したのは院内感染が起きている姫路市内の仁恵病院に勤務し、感染が確認された50代の女性看護師の80代の父親。
このほか感染が確認された伊丹市の70代の女性は、集団感染が起きている「グリーンアルス伊丹」の通所サービス利用者の濃厚接触者。せきなどの症状があり。26日にウイルス検査を行い陽性と判明。
兵庫県では全国最多の6か所でクラスター(感染集団)が相次いで確認されている。兵庫の感染者の7割はクラスターが確認された施設の利用者とその家族。
こうした実態を踏まえ兵庫県の井戸知事は24日の会見で、医療崩壊を招かないよう、今後の患者数の増加に備え救急医療体制との両立を目指して神戸市など都市部を中心に病床の確保に努める必要があると指摘した。
そして安全性を確保したうえで「無症状や軽症の患者について自宅での安静・療養に向けた検討を速やかに進めるべき」と述べた。