公益社団法人ジャパン・プロフェッショナル・バスケットボールリーグは27日、Bリーグの2019-20シーズンについて、新型コロナウイルス感染症の海外及び国内での感染拡大により、残り試合をすべて中止すると発表した。対象は、B1の第33節以降、B2の第31節以降(第27節代替試合も含む)の今後全試合、および、Bリーグチャンピオンシップ、B2プレーオフ、B1残留プレーオフ、B1・B2入れ替え戦、B2・B3入れ替え戦のすべてのポストシーズンマッチ。
この中止発表により、Bリーグの実施要項に基づき、Bリーグ2019-20シーズンのリーグ戦各地区の順位は、これまで消化している試合の勝敗で決定。その結果、兵庫県西宮市を本拠地とするB2の西宮ストークスは、29勝18敗、勝率0.617、中地区2位で今シーズンを終えることになった。B2全体では18チーム中、5位の勝率となっている。
Bリーグは「バスケで日本を元気にするという使命のもと、シーズン再開の方法を最後まで模索し続けましたが、新型コロナウイルス感染症の海外及び国内での感染拡大により、選手、クラブ、ファンの皆さまの心身の健康を最優先に考え、今シーズンの全試合中止を決断いたしました。試合再開を楽しみにお待ちくださった皆さまには、心よりお詫び申し上げます」とコメントを発表。そのうえで、「バスケの力で日本を元気にしたいという想いは変わらず、選手、クラブ、ファンの皆さまが安全に全力で臨めるB.LEAGUEをお見せできるよう準備して参ります」と述べている。
また、2020-21シーズンに向けてのカテゴリーの降格は実施せず、昇格対象は2クラブとなり、2020-21シーズンB1所属20クラブ(現18)、B2所属16クラブ(現18)となることがあわせて決定している。昇格対象チームについては、2020-21シーズンライセンスの交付判定が行わたれのち、2020年3月27日現在のB2リーグ戦の18クラブの勝率上位からライセンスが交付された2クラブが昇格対象クラブとなることも、Bリーグから告知されている。