兵庫県の井戸敏三知事が30日、2019(令和元)年度最後の定例会見で、感染が広がる新型コロナウイルスに憂慮しつつも「元年度らしい1年だったのでは」と総括した。
井戸知事は「新型コロナウイルスへの対策は思ってもみなかった」とする一方「国による国土強靭化の施策によって事前の安全対策が具体化されたり、消費増税に伴って幼児教育が無償化されるなど、新しい時代を作り上げる芽や兆しが見えた。元年度らしい1年だったのではないか」と振り返った。
また、阪神・淡路大震災から25年経ち「経験を風化させないための呼びかけや共同事業に一定の意味があったのでは」と手ごたえを述べた。