兵庫県の井戸敏三知事が、30日の定例会見で、「ここ1週間が非常重要」と、県民に改めて新型コロナウイルス感染症への警戒を呼び掛けた。19日から継続して兵庫と大阪間の往来自粛を要請を続けていることに触れ「潜伏期間を2週間(14日)とすると、(往来自粛の)要請の効果が出てくるのが今週末から来週にかけて。注視しないといけない」と強調した。
県内における新型コロナウイルスの直近の感染状況を踏まえ、「クラスター対策はある程度封じ込められているが、次は感染源がわからなかったり、海外からの帰国者の感染が増えている。十分に警戒をして欲しい」と県民に呼びかけた。井戸知事は、24日の会見で、各企業などは「新入社員が入社前の春休みに海外に渡航していないか、あるいは、どこに行ったかを把握しなければならない」と警戒の必要性を強調していた。
また、政府が緊急事態宣言の発令を検討していることについては、「関東は危機的な状況だが、兵庫県だけの状況からみると件数の急上昇はなく、瀬戸際だけれども踏ん張っている状況。関西全体で見定めていく必要がある」と述べた。
県内での死者が二桁を超えたことについては「非常に残念。ただ、80代の方がほとんどで、流行が始まったときから合併症がある方。気を付けなければ、と思っていたことが現実に起きているので、高齢の方はできるだけ早く陽性かどうか確認し、正しい治療・免疫力をつける治療をしていくことが大切だ」とした。