宝塚歌劇団花組の瀬戸かずやが、4月6日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、1月に上演された『マスカレード・ホテル』の話を中心に、現在の心境や男役への想いなどについて語った。
『マスカレード・ホテル』で久々に主演を務めた瀬戸。当時のことを振り返り、「この学年にして奇跡のような機会をいただき、改めて仲間の力や先生方の想い、お客様の愛に感動した」と話した。
シンプルな男役を演じるのも久々だったと明かした瀬戸は、「ただ立つ、ただ歩くという一番難しいことを自然にやりたかった。ここ数年、いろいろなキャラクターの役を経験してきたからこそ、スーツでどんと立っていられた」と上級生ならではのこだわりを吐露。そのうえで、後輩たちへも「体型は一人ひとり違うので、スーツの着こなしには衣装合わせのときから、個々がこだわりを持って取り組んで欲しい」とエールを送った。
現在、宝塚大劇場公演『はいからさんが通る』の公演中止が続いている。番組パーソナリティーを務める小山乃里子の「大変な状況だけど頑張っていますね」という言葉に、瀬戸は「元気に前を向いて頑張っている。普段はない時間なので有意義に使いたい。タカラジェンヌは魚と同じで止まったらいけないので、いろいろとエネルギーを燃やしている」と明るく返答。演じる予定の青江冬星役についても「一癖も二癖もある役。完璧な男性をどう演じたら良いのか苦労した」と役作りのエピソードも披露した。