プロバスケットボールBリーグ2部(B2)西宮ストークスの選手らが、会員制交流サイト(SNS)を積極的に活用し、新型コロナウイルスの感染予防などを呼び掛けている。Bリーグは3月27日に、今シーズンの打ち切りを発表。西宮は13試合を残し29勝18敗(B2中地区2位、リーグ全体5位)が確定した。来シーズンの見通しはおろか、クラブの練習再開のめども立っていない。
そうした状況の中、選手らはツイッターで「#IStayHomeFor(“大切ななにか”のために家にいよう)」などのハッシュタグをつけて積極的に投稿。ファンらに不要不急の外出の自粛などを呼び掛けている。地元・西宮市出身の土屋アリスター時生選手(24)は「またお会いできるのを楽しみにしています。お大事に、どうか家にいてください」と英語で世界中のファンに向け発信した。
クラブの公式ツイッターは動画で「個人的にはファン感(謝祭)はどんな形であれ行いたい」(松崎賢人選手)、「いつかまた、バスケットで皆さんを笑顔にできるように頑張る」(内藤健太選手)などと、選手らのポジティブな声を聞くことができる。他にも、選手の手料理を匿名で公開し、誰が作った料理かをファンが予想するという試みも。谷口淳選手は、「毎日料理するようになって思うのはやっぱり母さんってすげーな!ってことですね」と母への感謝をつづっている。