宝塚歌劇団・元花組娘役の歌花由美が、4月20日に放送されたラジオ番組『ビバ!タカラジェンヌ』(ラジオ関西)で、入団のきっかけや退団後の活動などについて語った。
番組パーソナリティーの小山乃里子の「入団のきっかけは?」の言葉を皮切りに、愛らしい声で軽快にトークを展開した歌花。在団時から歌姫として活躍したが、「祖母も母も日本体育大学出身のダンス教師。私にもその道を進ませたかったようで、3歳からバレエの英才教育を受けていたが、反発したくて宝塚を受験した」と、意外な入団動機を披露。受験を強く勧めてくれたバレエの恩師がつけてくれたという芸名についても、「候補を提出したとき先生に呼び出され、『お前はまだ舞台にも立っていないのに、数々の先輩がいる中でなぜ“歌花”なんだ? (宝塚)大劇場で一度も歌う機会がなかったら歌花“シボミ”に改名しろ』と言われた」と、貴重な裏話を明かした。
現在は、宝塚受験を目指す人向けのスクールを経営。それについても「最初は知り合いの人に頼まれて見ていただけだった。次第に問い合わせの数が増えてきて止められない状態になり、手伝ってくれる人が現れたので設立した」と自発的ではなかった経緯を説明したが、「私は宝塚に入れて本当に良かった。だから教え子たちも入れてあげたい」と熱い想いを口にした。
自身の歌手活動も継続中の歌花。今年も新しくなる宝塚ホテルでの公演が10月18日に予定されている。