「疲れやすい」「最近眠れない」病院に行くほどでもないんだけれど……という身体の不調は、誰もが経験することだ。そんなとき、我々は、身体のサインを無視してしまうことが多い。
「ストレスや不摂生などから起こるちょっとした身体の不調としっかりと向き合うこと。心と身体のバランスを整えることこそ、毎日を健康に過ごすために必要なことだ」と教えてくれたのは、明石市にある相談薬局「かなざわ薬房」の金沢久美子先生だ。
かなざわ薬房は、漢方薬やアロマを取扱う相談薬局。カウンセリングでじっくり話を聞き、血流測定などのデータも参考にしながらその人に合った薬を処方してくれる。
訪れる人の9割は女性。年齢とともに変化していく女性の身体には悩みが絶えない。かなざわ薬房は、そんな女性たちの健康を支え「一生相談できる薬局」として支持されている。
先生は、もともと漢方薬を専門にしてきたわけではない。薬房をひらく前は、調剤薬局で経験を積みながら、独学で漢方について学んでいた。ピンポイントで病気や痛みにアプローチする西洋の薬だけでなく、人間本来の自然治癒力を引き出し、身体の総合的なバランスを整える漢方に大きな魅力を感じたそうだ。そして4年前、念願の薬房をオープンした。
「頭が痛くなったときみんな頭痛薬を飲みますよね? 薬を飲むと痛みは治まるけれど、あれは抑え込んでいるだけ! 実際に治ったわけでは決してないんですよ」と金沢先生は話す。
「うっ、耳がいたい……」という人、多いのではないだろうか。筆者もそうだ。漢方は、こうした頭痛の原因となる「身体の乱れ」を整えてくれる。
新型コロナウイルスの感染は日々広がり、人々の恐怖も速いスピードで広がっている。この時期を乗り越えるために必要なことを金沢先生に聞くと、
かなざわ薬房
住所 明石市松の内2丁目1-7 第一藤本ビル103号(JR「西明石」駅、徒歩約5分)
電話 078-920-9005
営業時間 9:00~19:00
定休日 水曜、日曜、祝日
URL https://kana-ph.com