映画『スマスイ』期間限定で無料配信 25日から 新型コロナで外出自粛中の神戸市民のため

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 スマスイの愛称で親しまれる神戸市立須磨海浜水族園を舞台にした映画『スマスイ』が、4月25日(土)午後1時から5月6日(水)まで、動画投稿サイトのユーチューブで無料配信される。

(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)
(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)

 映画『スマスイ』は、老朽化のために2023年度中の建て替えが決定している同園の記憶を次の世代へつなぐために、昨年(2019年)の夏に公開された作品。仕事を失い、妻に逃げられた主人公・田中一郎が、新しい職場に選んだスマスイで新米飼育員として奮闘するストーリー。就職活動と将来に悩む大学生カップルや、妻の仕事復帰を機に家族関係がぎくしゃくする夫婦、病を患い余命宣告を受けた医師とその妻。スマスイを訪れる3組がそれぞれのパートナーとの関係に向き合いながら未来への一歩を踏み出していく。そして一郎も人々の優しさにあふれたスマスイで成長を遂げていく……。

 作品完成後、同園内の特設シアターで約4千人を動員して大好評を博し、その後、京阪神の劇場でも一般公開された。また、物語では阪神・淡路大震災直後のスマスイの様子も描かれていることから、震災25年を迎えた今年1月には神戸国際会館こくさいホールでも上映会が催され、多くの市民が駆けつけた。

(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)
今年1月に行われた神戸こくさいホールでの上映会には1500人の市民が駆けつけた(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)

 未曾有の災害を乗り越えたスマスイだが、今、また苦難に立たされている。新型コロナウイルスの感染拡大防止のために3月3日から営業自粛が続き、本来なら多くの神戸市民でにぎわうはずのゴールデンウイークも、政府の緊急事態宣言発令にともなって臨時休園を余儀なくされた。

 そこで、映画『スマスイ』製作委員会が「イルカやラッコ、ゴマフアザラシ、ペンギン、熱帯魚など人気の生き物たちも総出演する同作品を観て、ステイホームしながら水族園への行楽気分を味わっていただきたい」と、期間限定での無料配信に踏み切った。

(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)
おなじみのイルカライブ館もロケ場所に(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)

 スマスイは子どもの頃の遠足やデート、家族でのおでかけなど、神戸市民にとっては人生で何度も訪れる場所。同委員会は「外出を自粛している市民の皆さんにご家庭で鑑賞していただき、それぞれの世代の思い出を語り合ったり、命の尊さについて考える機会になればいい」と願う。また作品のロケでは地元の病院にも協力を得たことから、「この国難に最前線で力を尽くしている医療従事者のみなさんへの感謝と応援の意味も込めて」の配信だ。「もちろん、神戸市民以外の皆さんにもぜひご覧いただきたい」。

 4月25日(土)の午後1時からスタートする無料配信の初回は「プレミア配信」と位置づけ、チャット機能を使ってユーザーが交流できる仕組みとなっているため、それぞれの自宅にいながらも、映画『スマスイ』を通じて人と人とがつながることができる。

 配信元は神戸を中心に映像制作を行う「CINEMA-EYE」。ユーチューブ内の「CINEMA-EYEチャンネル」から視聴できる。配信は5月6日(水)の午後11時59分まで。初回プレミア以降はユーザーの好きな時間に視聴可能。

(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)
(写真提供:映画『スマスイ』製作委員会)

●映画『スマスイ』期間限定配信
【配信期間】
2020年4月25日(土)13:00 プレミア配信
プレミア配信終了後 ~5月6日(水)23:59まで
©️映画『スマスイ』製作委員会 / 078FILM / 078MUSIC

https://youtu.be/COBSHovRBhI

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