兵庫県では23日、10代～90代の男女20人が新型コロナウイルスに感染した。県内の感染者は580人となった（4月24日 午前0時現在）。
■神戸赤十字病院、11人が感染
神戸市の40代女性は中央区の介護付き有料老人ホームに勤務。別の50代女性介護士や入居者も感染しており、感染者は3人。
神戸赤十字病院では、医師や看護師、入院患者の感染者が合わせて11人に。23日から外来診療や救急受け入れを休止した。
姫路市内の製造会社に勤務する20代女性と40代男性も感染。22日までに別の男性2人の陽性も判明。市内の事業所などを含め社内感染は7人。
■「関西・GWも外出しない宣言」
近畿地方などの12の自治体で構成する関西広域連合（連合長＝井戸敏三・兵庫県知事）は23日、神戸市中央区の兵庫県災害対策センターで「第4回新型コロナウイルス感染症対策本部会議」を開き、大型連休中の新型コロナウイルスの感染拡大が懸念されるとして「関西・GWも外出しない宣言」を発表した。
外出機会が増える大型連休に帰省をやめ、観光地にも行かないよう住民に呼び掛け、ゴルフ場やパチンコ店の利用も控えるよう訴える。
スーパーや商店には入場制限の実施、買い物客同士が距離を取れる工夫を求めた。
