日本プロバスケットボールリーグ(Bリーグ)2部の西宮ストークスは30日、谷口淳(27)、内藤健太(24)、土屋アリスター時生(24)の3選手が、2020年6月30日をもって契約満了となることが決まったと発表した。3選手はBリーグ自由交渉選手リストへ公示されるが、6月30日まで西宮ストークスの活動に参加するという。
大阪府出身の谷口(SF/PF)は、同志社大学を経て2016年から西宮で4シーズンにわたってプレー。1年目から50試合以上に出場するなど、コンスタントにコートに立ち、今季もリーグ戦46試合出場、36試合で先発、203得点を記録。エナジーあふれるプレー、192センチという高い打点からの要所でのスリーポイント、明るいキャラクターでストークスを盛り立ててきた。「このたび西宮ストークスを離れることとなりました。4年前このチームに来たときはガッツだけが取り柄の何も持たない選手でしたが、チームメイトや温かいブースターの皆さんのおかげでようやくここまで成長することができました。本当に感謝しています。まだまだ成長する姿をお見せしたかったですができなくなってしまいました。悔しさをバネに頑張ります! どうかこれからも西宮ストークスを愛してください。本当にありがとうございました」と、クラブを通じてコメントしている。
同じく大阪府出身の内藤(SG/SF)は、大阪体育大学在学中(3回生)のときに特別指定選手として2016年から西宮入りし、2018-19シーズンからプロ契約に。2019-20シーズンはB2リーグ戦で33試合でプレーしたが、先発出場はなかった。ただし、チームが厳しいところでの奮闘ぶりや、エネルギッシュなプレー、攻守にわたる献身的な活躍も披露していた。「これまでたくさんの応援ありがとうございました。プロのキャリアを西宮ストークスというとても素晴らしいチームで始められたことを幸せに思います! つらいときもたくさんありましたが、ファンの皆さんのおかげで乗り越えることができました! 特別指定の期間も含め、約4シーズン本当にありがとうございました!」とクラブを通じてコメントを寄せている。
地元・兵庫県西宮市育ちで「宮っ子」としてストークスブースターにも愛された土屋(PF/C)は、内藤と同じく、大阪教育大学3回生時から特別指定選手として2016年に西宮入り。内藤とともに2018-19シーズンからプロ契約に。2019-20シーズンは36試合に出場も先発はなし。それでも、198センチから繰り出される豪快なダンクシュートや華麗なステップワークでブースターを沸かせるとともに、その端正なルックスでも人気を博す存在だった。「このたび西宮ストークスを退団することとなりました。特別指定選手から含め4シーズン地元のチームでプレーできたことを光栄に思います。チームメイトもブースターも大好きでこの4年間は本当にかけがえのないものでした。お世話になったスポンサー、ブースターの皆様、いつも応援ありがとうございました。また、社長をはじめとするスタッフ、ボランティアスタッフ、チアの皆様も自分たちが全力でプレーするためのサポートありがとうございました。自分のステップアップのためになじみの土地を離れて強くなって、また皆様にお会いできることを楽しみにしております。これからも応援よろしくお願いします」と、谷口、内藤と同じく、感謝の思いを述べていた。