5月5日、小学生が自分の一番好きな本を選ぶ「こどもの本総選挙」の投票結果が発表された。さまざまな生き物の不可解な生態をおもしろおかしく紹介する高橋書店の「ざんねんないきもの事典」が前回の選挙に続いて2連覇を果たした。
そんな人気タイトルの待望の続編『おもしろい！進化のふしぎ さらにざんねんないきもの事典』が今月末に発売予定だ。新型感染症の影響で4月の発売が延期されていたが、5月26日（火）に発売されることが正式に発表された。一部地域を除く全国の書店で扱われ、価格は980円（税別）。
今回は『おもしろい！進化のふしぎ さらにざんねんないきもの事典』で紹介されている生き物の情報でクイズをつくってみた。ざんねんな生き物の魅力を存分に感じてほしい。
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Q1 「ハイラックス」という動物がいる。何に似ている動物？
（1）モルモット
（2）ゾウ
（3）サイ
こたえ：全部
【解説】「ハイラックス」という動物の見た目はモルモットやウサギに似ている。しかし生物学的に一番近いのはゾウ。でも全身の骨格はサイに一番似ている。なお、日本語では「イワダヌキ」と呼ばれているが、生物学上はタヌキと何の関係もない。わけがわからない、不思議な生き物なのだ。
Q2 白黒の模様からパンダアリと呼ばれるアリがいる。このパンダアリは「ウシ殺し」の異名を持つ。〇か×か。
こたえ：〇
【解説】本当。やわらかい体毛に覆われてフワフワしており、しかもパンダみたいでかわいい南米原産のアリだが、実はお腹に猛毒を持っている。刺されたとき、あまりに痛いのでその痛さから「ウシ殺し」とも呼ばれるようになったそう。アリだからといって侮れない。またこのパンダアリ、赤や青、オレンジ色をした種類もいる不思議なアリだ。
Q3 ガマアンコウの世界でオスがメスに「モテる」ための秘訣は……？
（1）より強い毒を持っている方がモテる
（2）より歌が上手な方がモテる
（3）泳ぎが上手いとモテる
こたえ：（2）「より歌が上手な方がモテる」
【解説】ガマアンコウのオスは、メスにオリジナルのラブソングを贈るのだ。「ゴッ」という短い音と「ブー」という長い音の2種類の組み合わせで歌を作る。良い歌ができたとしても油断は禁物。愛の歌を歌っていると、どこからともなく別のオスが寄ってきて歌で勝負を仕掛けてくるのだ。まるでラップバトルのように歌で競い合い、最後まで歌い続けた方が勝ち。良い曲を作らないとモテることができないのだ。
