兵庫県神戸市の六甲国際ゴルフ倶楽部で6月11日~14日に予定されていた「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の開催が中止となることが決まった。8日、大会事務局が発表した。
大会事務局によると、「宮里藍サントリーレディスオープンゴルフトーナメント」の主催者および日本女子プロゴルフ協会で、新型コロナウイルスの感染拡大および政府発令の緊急事態宣言を受けて、大会開催について慎重に協議を重ねた結果、ギャラリー、選手、ボランティアの安全、安心確保のために中止の判断を下したという。
また、大会事務局からは、大会アンバサダーを務める宮里藍さんと、今年からサントリー所属となった渋野日向子選手からのメッセージコメントも発表された。
「アンバサダーとしてはもちろん個人的にも非常に複雑な気持ちになりましたが、世界的に厳しい現状の中で私が発信できることは何かを日々考えています」という宮里さんは、「この先まだ見通しが立ちにくい状況だと思いますが、まずはこの状況を皆さまとともに乗り越え、スポーツの素晴らしさを改めて共有できるときには、サントリーレディスオープンで選手の皆さんやゴルフファンの皆様に心から楽しんでいただけるよう、アンバサダーとしてしっかりと準備していきたいと思います!」と述べていた。
また、「サントリー所属プロとして、初めて臨む大会が中止になったことはとても残念ですが、皆さまと笑顔で会えるように今は我慢をするときだと感じています」という渋野選手は、「たくさんの人たちがコロナウイルスの影響をいち早く収束させるために、今も懸命に戦ってくれています。今は私にできることをしっかりとして、開催に向けて調整を続けていきます。1日でも早く皆様に会えることを楽しみにしております」とコメントを寄せていた。
なお、メッセージコメント全文は、大会の公式ホームページに掲載されている。
「宮里 藍 サントリーレディスオープン2020」
https://www.suntory.co.jp/culture-sports/slo/