神戸市が4月24日に設立した「こうべ医療者応援ファンド」へ約2億円の募金が集まったことがわかった。(5月8日正午現在)
◼楽天・三木谷氏、個人で1億円
神戸市によると、個人では楽天株式会社の三木谷浩史会長兼社長から1億円、企業ではアフラック生命保険株式会社からは5000万円の寄付が寄せられたという。
集まった募金については、5月12日に開かれる委員会で用途を決定し、速やかに医療機関へ配分する。
神戸市の久元喜造市長は「非常に短期間で多くの支援が集まっており、医療従事者の皆さんに対して応援をしようという声が広がっている証だと思う」とコメントした。
◼神戸市、ふるさと納税システム活用も
また神戸市では、新たにふるさと納税の仕組みを利用した「ふるさと神戸ダブル応援基金」を設け、寄せられた寄付金と同額のお金を神戸市の一般財源から追加することで、経済的に困難な状況に直面している企業や世帯を応援する。
「ふるさと神戸ダブル応援基金」は8日から受付を開始しており、新型コロナの影響で売り上げが減った企業などを対象に、新規返礼品の公募も受け付ける。