■35人集団感染「最後のとりで」コロナ共存社会に使命感
新型コロナウイルスの院内感染が起きた神戸市立医療センター中央市民病院が、11日から予約による新規外来の受け入れなどを再開する。
4月30日以降で新たな感染者がなく、自宅待機していた職員らの復帰のめどがついたという。
感染予防や重症コロナ患者への看護体制を優先しつつ、新たな手術や入院の受け入れを始める。中央市民病院は「今後もコロナウイルスと共存する社会に、我々の使命に基づいた医療を提供する」としている。
一方で中央市民病院に勤務する看護師が、別の病院で受診を拒否されるなど、誹謗中傷の事例もあったという。
中央市民病院では4月9日以降、患者と職員合わせて35人の感染が判明。のべ334人の職員が自宅待機となったが、8日までに294人が職場に復帰している。