内定取り消し、雇い止め…兵庫県の任用職員に29人が申し込み 11日からは随時募集に | ラジトピ ラジオ関西トピックス

内定取り消し、雇い止め…兵庫県の任用職員に29人が申し込み 11日からは随時募集に

LINEで送る

この記事の写真を見る(1枚)

 兵庫県は、11日、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で内定を取り消された人や、会社の都合で雇用を打ち切られた人を対象として募集した任用職員について、29人の申し込みがあったと発表した。採用予定人数(100人)には達しておらず、県は同日から随時募集を行う。

採用者の勤務場所のひとつである、兵庫県の本庁舎
採用者の勤務場所のひとつである、兵庫県の本庁舎

 4月27日から5月8日までの申込期間に20代から60代の29人が申し込んだ(うち1人は京都市在住)。2人が内定を取り消された人で、雇い止めにあったのが27人。年代別にみると20代と50代が7人ずつと最も多く、60代は4人が申し込みを済ませた。

 仕事の内容は一般行政事務で、兵庫県の本庁舎(神戸市中央区)や県内の県民局・県民センターで勤務する。申込者の希望勤務地は神戸が19人で最も多く、西播磨、但馬、丹波、淡路の4つを希望する人はいなかった。任用期間は2021年3月末までの約1年。

 兵庫県の井戸敏三知事は、「若い人が多いと想定していたが、中堅の層からも多く申し込みがあった。ただ、中には本当に雇い止めにあったか定かではない人もいて、そのあたりも含めてしっかりと見極めていく」と話した。

LINEで送る