兵庫県による自動車税の課税ミスで、県は対象となった納税者に謝罪し、正しい通知書を郵送した。納付しすぎた人には返金し、足りない人には追加で納付を求めている。
問い合わせは、電話078-341-7711(内線2482・2477)。
通知書は8日以降に県民に届いている。課税ミスは今年度の約3億4千万円分にのぼる。昨年度に新車登録された、いわゆる環境に配慮した車は今年度の自動車税率が軽減されるが、4万台の軽減率を間違って適用していた。
県によると、4万台のうち3万4000台については最大1万4500円多い額を、5500台については最大2万2千円を少ない額をそれぞれ通知。約3万1200の法人、個人に誤りがあった。県から委託を受けて課税システムを運用する業者が、75パーセント減税される車種を、50パーセントの減税などと誤って入力したことが原因で、県民からの「税率が違う」との指摘で発覚。県の職員はチェックをしていなかった。