神戸市は13日、「特別定額給付金」の申請受け付けや振り込みについて、すでに発表されているスケジュールより早める方針を明らかにした。
■政令市でもスピード感持って
「特別定額給付金」は国民1人あたり一律10万円が支給される。神戸市では5月1日からオンラインでの申請が始まり、すでに3万件を超える申請があった。
一方、郵送申請に必要となる申請書については、以前発表されていたスケジュールから1日早め、5月14日から発送を開始する。発送作業は5月20日に完了し、市民の手元に届くのは25日ごろを予定しているという。
なお給付については5月18日から開始し、5月末にかけて数百件の振り込みを行ったうえで、6月初旬をめどに郵送申請も含めた本格的な振り込みが始まる。
久元喜造市長は「政令都市のなかでも極めて早いスケジュールを組んだ。1日でも早く市民の皆さんに届けられるよう、全力で取り組んでいきたい」と意気込んだ。
■「偽サイト」にも言及
久元市長はまた、給付金の振り込み時期を狙った詐欺が発生していることに触れ「神戸市の偽サイトなど、悪質な手口も見つかっている。市の職員がATMや手数料の振り込みを求めることは絶対に無いので、市民の皆さんは十分に気を付けて欲しい」と注意を呼びかけた。