放送32周年を迎えているアニソン・特撮ソングのリクエスト番組『青春ラジメニア』(ラジオ関西)の呼びかけに多くのアーティストや声優が応じ、ファンへのメッセージを寄せている。
5月は「待てば海路の日和あり」というテーマで、新型コロナウイルス感染症拡大防止のためライブやイベントが中止・延期になってしまったアーティスト・声優が歌う曲へのリクエストを募集している、『青春ラジメニア』。4月に緊急事態宣言が出された際、「『ラジメニア』としてできることが何かないか」と番組側が考えたなか、リクエスト曲とともに、「アーティストの今の声を届けることが(ファンやアーティストへの)一番の励ましになるのでは」と思い立ったという。
番組を代表して、パーソナリティーの岩崎和夫が、各レコード会社やアーティスト事務所に向け、「大変な状況で心苦しく思いますが、ファンの皆さん、リスナーの皆さんにひとこといただきたい。アニソン、音楽の力をこれからも伝え続けたい」とメッセージを送ると、多数のアーティストが賛同。5月初回となった2日の放送では、作曲家の田中公平との電話インタビューと、2月に番組の公開収録イベントに参加したシンガーで声優の佐々木李子からのメッセージを伝えた。さらに、9日の放送では、アニソン界のレジェンド、水木一郎が電話出演。「アニソン登山部」のメンバーがリレー形式で4小説ずつ作詞・作曲して作った「HOME〜きっと僕らはここで巡り合うから〜」の冒頭部分を生歌で披露した(この曲の完成版は5月30日の『青春ラジメニア』内で放送予定)。
ほかにも、これまでに石原慎一、angela、金月真美、nano.RIPE、國府田マリ子らのインタビューおよびコメントをオンエア。放送時間中のツイッター上には「#radimenia」の文字が踊った。
16日の放送で電話インタビューに応じたangelaのatsukoは、「音楽は聴くと楽しい気持ちになりますし、今は配信などでライブ映像とかもいろんなところで見られますので、そういう音楽とか映像で元気になってほしい! 私たちは元気です!」とファンにメッセージを伝えた。また、コメント出演となった國府田マリ子は、「(ラジオを通じて)こうやってみんなと一緒に気持ちや心を通わすことで、元気になれる、笑顔になれる力をもらっています。みんな本当にありがとう!」と謝意を述べるとともに、「心にいつもハッピーを! 待てば海路の日和あり!」と元気な声を届けていた。
『青春ラジメニア』では5月23日に上坂すみれの電話インタビューと水樹奈々、小倉唯からのメッセージを放送。さらに、5月30日には、堀江美都子、山野さと子の電話インタビューも行われる予定だ。