新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言が一部解除され、神戸市内の有料公園施設などが再開する。
日本庭園「神戸市立相楽園」(神戸市中央区)は4月11日~5月31日の臨時休園とされていたが、18日から開園。午前中は親子連れなどが静寂のなか草花をめでた。いまは池のほとりの「紫蘭(シラン)」や芝生広場脇に咲く「黄菖蒲(キショウブ)」が見ごろ。
相楽園は神戸市の都市公園で唯一の日本庭園。池泉回遊式日本庭園があり敷地内には保存のために移築された船屋形、旧ハッサム邸という重要文化財がある。
■「ステイホーム」で子どもたちの成長をつぶさに…
近所に住む20代の女性「外出する人が多くなって『緩み』とは言われていますが、本当のところは自粛疲れだと思います。子ども2人を保育所に預けていたのですが、いまは1日中ずっと自宅で一緒に過ごしています。だからこそ子どもたちの成長や変化を知る機会になりました。相楽園、よく子どもを連れてきます。1か月も誰も来られてなかったから、芝生広場にシロツメグサが一面に広がっていますね。これから整備されるんでしょうね」
これまで休園していた神戸市内の有料公園の再開は▼相楽園、神戸市立森林植物園が18日~▼須磨離宮公園は20日~▼神戸布引ハーブ園(ロープウェイ)は22日~。但し園内の屋内施設は、引き続き閉鎖する。