また、別の展示室で開催の「ウィルキンソンの歴史」展。これもウェブで楽しめる。ウィルキンソンといえば炭酸。イギリス人のジョン・クリフォード・ウィルキンソンが、狩猟中に宝塚で炭酸鉱泉を発見し、温泉場の近くに工場を設けた。明治末期には海外にも輸出され、シンガポールなどで人気だったという。130年もの歴史を持つウィルキンソンの、かつてのラベルや絵葉書を通し、ウィルキンソンとともにモダン宝塚の歴史がわかる展示となっている。
宝塚というと、ブランドともいえる「宝塚歌劇」、そして手塚治虫が知られている。この新たな施設、宝塚市立文化芸術センターは、宝塚ファミリーランド、そして宝塚ガーデンフィールズの跡地に建てられたもので、手塚治虫記念館も隣接。庭園には、手塚治虫が命を与えたキャラクター、『ジャングル大帝』のレオや『リボンの騎士』のサファイヤなどが10か所に点在しているという。
オープンの期日は掲載時点で未定だが、「まずはウェブで楽しんで、オープンしたら、足を運んで、実際のものを見て、宝塚の今を感じてほしい」と、担当者は話している。
※ラジオ関西『PUSH!』2020年5月19日放送回より
■宝塚市立文化芸術センター
宝塚市武庫川町7-64
阪急「宝塚南口」駅から徒歩7分
阪急・JR「宝塚」駅から徒歩13分
ホームページ https://takarazuka-arts-center.jp/