日本一の手作りそろばんの生産地、兵庫県小野市のそろばんメーカーが、「食べられるそろばん」を企画、このほど販売を始めた。
販売が始まったのは3種類。そろばんの形をしたせんべい(3枚入り6袋)に、カラーのそろばん1丁がセットになっている。
![「食べられるそろばん」ポケそろセット(1,850円)](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/05/800%E3%83%9D%E3%82%B1%E3%81%9D%E3%82%8D%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88.jpg)
せんべいの大きさは、横8.5センチ、縦5センチで、そろばんと同じように四角く、そろばんの絵が押されている。よく見るとこのそろばんの下の玉の数は5個。昔のそろばんの玉数の絵柄になっている。味噌が少し入ったなつかしく素朴な味で、明石の菓子製造店が作っている。値段は2,035円から3,520円(税込み)で、値段ごとにセットのそろばんの長さが異なる。
![「食べられるそろばん」播カラ 9桁セット](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/05/800%E6%92%AD%E3%82%AB%E3%83%A99%E6%A1%81%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88.jpg)
![「食べられる そろばん」](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/05/800%E6%92%AD%E3%82%AB%E3%83%A912%E6%A1%81%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88.jpg)
企画したのは、小野市でそろばん製造を手掛ける「株式会社ダイイチ」代表取締役会長の宮永英孝さん。「新型コロナウイルスの影響でそろばん教室も休みに追い込まれ、新入生が減り、新しくそろばんを購入する人たちも減った。それに比例して売り上げも激減。そろばんの生産数を減らすことなく、何かできないか」と考えたのが販売のきっかけ。
約400年の歴史がある小野市のそろばん作り。生産する職人や会社の数は最盛期に比べて減っているが、最近ではそろばんが見直され、習う子どもたちも増えているそうだ。宮永さんは「そろばんは世界109か国で使われていて、可能性はまだまだある」と話す。「小野に行けば、そろばんの何かが食べられる。たとえば『そろばんカレー』、『そろばん焼き鳥』、『そろばん寿司』……など、播州そろばんの産地の特徴を生かした『そろばん食べ物シリーズ』なども企画して『そろばんの町・小野市』を復活させたい」。夢はさらに膨らんでいる。
せんべい「食べられるそろばん」は、株式会社DAIICHI(ダイイチ)のホームページや、楽天市場のダイイチのショップで購入可能。
![「食べられる そろばん」](https://jocr.jp/raditopi/wp-content/uploads/2020/05/IMG_0264%E3%81%9B%E3%82%93%E3%81%B9%E3%81%84%E5%92%8C%E5%AE%A4%EF%BC%91-1-e1589978176872-1024x768.jpg)
※ラジオ関西『PUSH!』2020年5月18日放送回より
株式会社DAIICHI(ダイイチ)
http://daiichi-j.com/