兵庫県は26日、6月1日からすべての施設の休業要請を解除する方針を固めた。いわゆる「クラスター感染」が発生した、キャバレーやナイトクラブなどの接待を伴う飲食店やライブハウス、スポーツジムなども同様とする。いずれも県が業種ごとに定めた感染拡大予防のためのガイドラインの実践を求めていく。
兵庫県は4月7日に政府の緊急事態宣言が発表されたのを受け、4月15日に休業要請を開始。劇場や映画館、大学、商業施設など一部の施設では5月16日に解除し、居酒屋を含む飲食店や喫茶店の営業時間の制限は段階的に緩和・解除した。
同日行われた対策本部会議後に会見した井戸敏三知事は「これで新型コロナウイルス対策が終わるわけではない。今後の第2波にも備えていかなければならない」と強調した。