サッカー・J1のヴィッセル神戸FW古橋亨梧が、4日、報道陣とのオンラインでの囲み取材に応じ、1か月後に迫ったJリーグ再開に向けて意気込みを語った。
昨シーズンはJ1で二桁得点を記録し、今季も中断前までの公式戦4試合連続ゴールと、ストライカーとしての覚醒が著しい古橋。1か月後の7月4日からのJ再開に向けて、「試合(日程)も決まったので、コンディションを上げるのが1つ(大事なこと)。僕はFWですし、ゴールを決めるため、いろんなパターンもあると思うので、トレーニングで取り戻していきたい」と気合いを込める。
ヴィッセル神戸では、酒井高徳をはじめ、新型コロナウイルスに感染する事態にも見舞われた。特に、チームのリーダー格である酒井の感染については「正直びっくりした。まさかという思いだった。少なからず絶対注意していたと思うので。小さなことで感染リスクがあるというのを、皆さんも感じていると思う」と率直な思いを吐露した古橋。「予防は、消毒や手洗い、うがいをこれまで以上に気を付けてやっている」と、チームとともに、コロナ対策をしっかり取りながら、現在はトレーニングに精力的に取り組んでいる。
新型コロナウイルス感染拡大により、外出自粛も余儀なくされる事態も続いたが、自粛期間中の過ごし方としては、「食事改善を意識した」という古橋。具体的には「野菜を多くとるようにした。今まで外食が多かったが、(コロナ禍による)外出自粛で、家での生活のなか、野菜を多めにとるようにしたり、フルーツもよくとっていた」という。
また、サッカー以外の時間が多くなったなか、語学の勉強にも励んでいたそう。「語学はまだちょっとずつというところだが、もっと頑張って、みんなとコミュニケーションを取れるようにしたい」と、多国籍軍団となっているチーム内での言葉の連携にも積極的に取り組んでいる。
「試合が始まると、ファン、サポーターに会えるのが楽しみだし、プレーで恩返ししたい。自分たちのプレーを見て、みんなに元気になってもらいたい。ヴィッセルなら神戸讃歌、ほかのチームならそのチームの祝い方があると思うが、そういったものを楽しみにしてもらえたらなと思う」と、ファン・サポーターの前での公式戦を待望する古橋。「今季は連戦が続くと思うが、このチームには素晴らしい選手がいて、どの選手が出ても勝つことができるだけの力はある。個人的には得点王やアシスト1位も狙いたい。また、チームとしては、アジア(ACL)ナンバー1、Jリーグのタイトルを目指している。これからもチームのために働ければと思う」とさらなる飛躍を誓っていた。