香美町の若手職員がYouTuberに⁉ 公式YouTube開設、まちの魅力を発信 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

香美町の若手職員がYouTuberに⁉ 公式YouTube開設、まちの魅力を発信

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 香美町の季節の移り変わりの機微や、名産品の魅力が、YouTubeで楽しめるようになった。

香美町観光商工課の公式YouTubeチャンネルより
香美町観光商工課の公式YouTubeチャンネルより

 ことし5月に香美町はYouTubeチャンネル「兵庫県香美町 観光商工課[公式]」を新たに開設した。香美町の観光商工課が運営するもので、これまで写真や文章だけでは伝えきることの難しかった「風景の変化」「波の音」「川のせせらぎ」「食欲をそそる名産品の調理音」などが表現されている。視覚・聴覚を総動員して香美町の魅力をもっと広く多くの人に知ってもらおうという試みだ。

 このYouTubeチャンネルでは香美町の自然を疑似体験できるVR動画などが公開されている。VR動画とは、1度の撮影で同時に360度の映像を撮影できる特殊なカメラで作られた動画のこと。自分の見たい方向を自由に選んで見られるので、まさに実際にその場に居るかのような臨場感で視聴することができる。VRゴーグルがなくても画面を操作してカメラの向きを調整することが可能。海、山をはじめ、カヤック、サイクリング、スキーや岡見公園の桜の様子などがYouTube上にVR形式で公開されている。

 なかでも、同チャンネルの中でこれから目玉となる企画が「かみめし!」だ。但馬牛や香住ガニ、ホタルイカなど、香美町自慢の食材を使ったレシピを、ゲストに迎えるシェフなどが実演して紹介する。企画、撮影、編集まですべて担うのが、同町神戸営業所の正垣亮治郎さん(25)。正垣さんは、「新型コロナウイルスの影響を受けて、香美町の食材の市場価値が落ちてしまい、観光客も減った。巣ごもり需要が高まり、外に出られないのであれば、家庭で使っていただこう」という思いで企画した。

香美町役場神戸営業所の正垣亮治郎さん(写真:ラジオ関西)
香美町役場神戸営業所の正垣亮治郎さん(写真:ラジオ関西)

「かみめし!」の記念すべき第1弾は、神戸ビーフをはじめと全国のブランド牛のルーツであり、香美町を代表する食材のひとつである但馬牛をピックアップ。「但馬牛切り落とし肉のすき焼き」の作り方を紹介する。高級なイメージのある但馬牛だが、手に入れやすい価格帯の切り落としなら家庭でも気軽に楽しめることを提案している。調理は、たじま高原植物園の石原亮シェフが監修する。

但馬牛切り落とし肉のすき焼き

 今後も「かみめし!」は第2弾、第3弾と回を重ねて公開する予定だ。自宅から香美町の魅力を存分に味わいたい。


・香美町観光商工課 公式YouTube
https://www.youtube.com/channel/UCsI2P4YlObLkfIKq6dgIgVw/featured

・香住観光協会
http://kasumi-kanko.com/

・村岡観光協会
https://muraokakanko.wixsite.com/muraoka

・小代観光協会
http://www.ojirokanko.com/

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