そのすぐ北側にそびえる「通天閣」を運営する通天閣観光・高井隆光社長はラジオ関西の取材に対し「近年は食のスタイルが変化して串カツの街とのイメージからふぐ離れでの売り上げ減少は否めません。そしてコロナの影響も多少あるとも思います。
創業100年の新世界の老舗が閉店しなくてはいけない現実に本当に『明日は我が身』という危機感は持っています。そして新世界の二枚看板(巨大フグ提灯と通天閣)でのフォトスポットが無くなると思うと残念でなりません。今後は今まで以上に通天閣の役割が新世界地域で益々重要になってくるでょう。気を引き締めてコロナ以前の新世界の復活へ向けて、残された地域の皆様と協力して頑張っていきたいと思っております」と話した。
運営会社は閉店についてすでに従業員に伝え、このまま臨時休業を続けたうえで閉店日は9月15日とする。今後は不動産業などで事業を継続するという。店頭の「とらふぐ提灯」や店舗の跡地活用などは未定。