小中学生「本格登校」スタート 交通事故・つきまとい警戒 兵庫県警

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 新型コロナウイルスに伴う緊急事態宣言が全面解除され、長く臨時休校していた学校が6月から再開した。多くの地域で「分散登校」を取り入れ、子どもたちは登校する日や時間が普段と異なる状況で交通事故の懸念も高まっている。15日からは「本格登校」となる自治体も多い。神戸市内では子どもらを狙う不審者の検挙もあり、兵庫県警は交通取り締まりやパトロールを強化する。

兵庫県警本部
兵庫県警本部

■小中学生の交通事故、けが人は約半数に

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出の自粛が進み交通事故件数自体は激減した。警察庁によると、1~4月の交通事故は、全国で前年同期比約2万4000件減となる約10万3000件。交通事故で死亡した小中高生は19人で前年同期に比べ2人増加した。

 兵庫県警・交通企画課によると、兵庫県内で1~5月までの小中学生の交通事故死はゼロ。歩行中の車による事故は77人と前年同期の136人の約半数に。全世代でも837人(死者11人)と、前年同期の1222人(死者16人)より大きく減少。

登校中の子どもたち

■声かけ・つきまとい大幅減も…不審者活発化懸念

 子どもらを狙う不審者の情報も減少した。兵庫県警・生活安全特別捜査隊によると、兵庫県内で「声かけ」や「付きまとい」といった子どもに関するものは3月は26件(前年同月比17件減)、4月は15件(同比31件減)、5月は21件(同比39件減)と軒並み減少した。神戸市垂水区の路上で3月下旬、子どもらが「新型コロナウイルスの検査をしたい」と20代の男に声かけられ、一部の児童が連れて行かれそうになる事案もあった。緊急事態宣言が全面解除となり、学校が再開した6月以降、夏休みにかけて不審者らの動きも活発化することが懸念されるため、兵庫県警が警戒を強める。

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