6月21日、日本の広い範囲で部分日食が起こる。日曜日の夕方なので、条件さえ整えば絶好の観測の機会になりそうだ。
日食は、月が太陽を横切るため、月によって太陽が隠される現象。今回、アフリカからアジアの一部地域(インド北部や台湾)では金環食となるが、日本では部分食となる。南西ほどかける面積が大きくなる。
神戸や明石では、午後4時5分ごろから欠け始め、食が最大となるのは午後5時10分ごろ、40パーセントほどが欠ける。その後、元の形に戻るのは午後6時7分ごろと予想されている。
日本で次に日食が見られるのは、2023年4月20日とされるが、南西諸島や九州南部に限られるため、兵庫県での次のチャンスは、10年後、2030年6月となる。前回の部分日食は昨年12月26日だったが、天気に恵まれず観測できない地域が多かった。
明石市立天文科学館によると、「欠け始めから終わりまで見ることができる。とてもまぶしいため、観察するには安全な方法で。専用のグラスや遮光板を使うなどして、太陽を肉眼で直接見ないことが必要。黒い下敷きやサングラスもダメ」としている。
明石市立天文科学館では、日食の様子を21日午後4時からインターネットで生中継する。
明石市立天文科学館
http://www.am12.jp/
明石市立天文科学館 YouTubeチャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCEEFdpOwKKORoc8SRMCtROg