女子サッカー・INAC神戸レオネッサに所属するFW増矢理花がラジオ番組に電話出演し、今季の背番号が変わった理由や、プライベートの“おうち時間”の話題などを語った。
出演したのは、元Jリーガーの近藤岳登と、「エレクトーンのおねえさん」として関西を中心に活躍し、INAC神戸の応援大使を務める赤﨑夏実がパーソナリティーを務めるINAC神戸応援番組『カンピオーネ！レオネッサ!!』（ラジオ関西）、6月15日放送回。
今季からチームに加入したFW田中美南に9番を譲り、自身は17番で再出発を図ることになった、増矢。その背番号変更の思いについて、近藤からは「正直、はらわたが煮えくり返る思いもあったのでは」と問われたが、「9番を渡した相手の田中美南さんは、自分が本当に尊敬しているプレーヤー。なので、『田中さんなら』という感じです」と、なでしこリーグ4年連続得点王＆2年連続MVPのなでしこジャパンFWをリスペクトし、共闘を誓っていた。
増矢は、INAC神戸でコンスタントに活躍を見せ続けるアタッカー。なでしこジャパンにも2014年から選ばれているが、昨年の「FIFA 女子ワールドカップ フランス 2019」メンバーには入ることができず、近藤からは「試合ではいつも光っているし、ターンや動きの良さも目立つ。もっと代表とかにも呼ばれたり、評価されてもいいのに……」という声も。それでも、「まだまだです」という増矢は、「チームで頑張ってアピールすることで、代表につながると思う」と、INAC神戸でのさらなる奮闘に集中している。
一方、プライベートの話題にうつると、新型コロナウイルス感染拡大の影響で外出自粛となり、“おうち時間”が増えたときには、「料理を頑張りました！」という増矢。「得意料理はないのですが、100パーセント失敗しないかなと思うのは、オムライスです！ （玉子は）『巻かない』のですが、『かぶせ』ます。そのとき残っているもので。ケチャップライスに、たまねぎ、ウインナー、にんじんとかあれば（できる）」と、『謎めいている』といわれた私生活の様子も披露。ちなみに、好きな食べ物は「お寿司」で、「はまちとか、さばとか、ひかりものが好き。あと、貝も好き。うにも全然好き」とのこと。そのほかにも神戸・六甲道にあるよくいくラーメン屋さんの話題でも番組では盛り上がった。
また、番組中盤、選手からのおすすめ曲をオンエアする際、「最近よく聴く曲」として、ダン＋シェイ＆ジャスティン・ビーバー「10,000 Hours / 10,000 アワーズ」をリクエスト。海が近くにある神戸の夕景にぴったりな選曲に、パーソナリティーの近藤と赤﨑も「むっちゃいい曲！ 気持ちもよくなった！」と、増矢のセレクトに関心していた。
番組後半では、JFAアカデミー福島時代からの同期で、仲良しでもある三宅史織の話題にも触れながら、トークを進めた増矢。そのなかでゲームの話にスポットがあたったとき、「サッカーゲームは全然弱い。イライラしちゃいます……」と本音も。それでも、「最近、家での時間が増えて、オンラインのゲームをめっちゃやる」という増矢が、今、ハマっているのはスマートフォン向けバトルロイヤルゲーム『荒野行動』。チームメイトとゲームを楽しむなか、「守屋都弥が強くて（笑）、自分は師匠だと思って、指示をもらっています！」と、ひとつ年下、JFAアカデミー福島からの直系の後輩に、逆にリードしてもらっているエピソードも話していた。
なでしこリーグの開幕が7月18日に決まり、待ちに待ったシーズンが約1か月後にやってくる。番組の最後に、増矢は、ファン・サポーターへのメッセージとして、「大変な状況が続いているなかでも、たくさんの方が私たちを応援してくださっているので、本当に感謝の気持ちを忘れず、精いっぱいプレーで恩返ししたいと思います」と決意を語った。
なお、『カンピオーネ！レオネッサ』、次週6月22日放送回のゲストは仲田歩夢の予定となっている。
