プレーヤーから新たな道へ V1姫路、現役引退の若き2選手が心境語る | ラジトピ ラジオ関西トピックス

プレーヤーから新たな道へ V1姫路、現役引退の若き2選手が心境語る

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 女子バレーボールのトップカテゴリー、Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)。かつてヴィクトリーナ姫路でプレーし、現在はフロントスタッフの一員でもある菅原未来がパーソナリティーを務めている。6月15日放送回の前半では、5月に現役引退を発表した兒島晴香さん(23)と安田睦美さん(24)の電話インタビューをオンエアした。

 兒島さんは鹿児島城西高校、大阪体育大学を経て、2019-20シーズンにヴィクトリーナ姫路入り。セッターとしてプレーし、Vリーグでのキャリアは1シーズンのみとなったが、レギュラーシーズンとチャレンジ4をあわせて23試合に出場した。

 選手生活を振り返り、「プロとして半年間やってきて、貴重な経験をたくさんさせていただいて、悔いなく終われたかなと思っている」と気持ちを述べた。

 今後はアシスタントマネージャーとして、引き続きヴィクトリーナ姫路を支えていく。選手とはまた違った立場でチームと関わることになるが、自身の選手生活の経験を活かして「選手が全力でプレーできるように全力でサポートしていきたいと思います」と意気込みをコメント。

 バレーボールの魅力については「バレーボールはチームスポーツなので、心と心がつながるスポーツだと思っています」と挙げ、「コミュニケーションだったり、ちょっとしたすれ違いとかがプレーに出てしまうもの。人間関係(が大事)というか、ボールもつながりますが、心もつながって、やっと成り立つスポーツかなと思っています」と、チームメイトとのつながりがバレーボールの魅力だと話した。

 最後は兒島さんはファンに向けて、「選手生活の間、応援いただきありがとうございます。今後もヴィクトリーナ姫路のご支援、ご声援よろしくお願いいたします」とメッセージを送った。

 一方、アウトサイドヒッターを務めた安田さんは、京都橘高校、鹿屋体育大学を経てヴィクトリーナ姫路に進み、兒島さんらと同期入団。2019-20シーズンのリーグ戦では9試合に出場した。

 バレーボール生活は小学生のときから15年間におよぶが、「はじめは『もうちょっとした方がよかったかな』とかバレーボールに対して考えることが多かった」と葛藤もあったという。それでも、「今はもう指導者という立場になるので、自分の経験したことを子どもたちに伝えたいという気持ちが強くあります」と、新たな道へ、前を向く。

 ヴィクトリーナ姫路で学んだこととして、「一球に対しての選手の執念とか、絶対これは勝ち切るんだという熱意のところで(ほかの選手と)レベルが違った。プレー以外のところの面で学ぶことが多かったです」と精神面の重要性を痛感したという。

 選手引退後はU16のアシスタントコーチとして、引き続きクラブに関わっていく。「中学生の頃から指導者になりたいという気持ちがあり、指導できる環境を作ってもらうことができました。今まで姫路市にはお世話になってきたので、姫路・播磨のバレーボールを盛り上げられるように、技術面をしっかり指導できたらなと思います」と、指導者としての目標を掲げた。

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