歌手の加藤登紀子さんが娘のYaeさんとともに、およそ3か月ぶりとなるコンサートを、28日、東京・渋谷のBunkamuraオーチャードホールで行いました。
新型コロナウイルスの影響で音楽イベントなどの自粛が依然として続くなかでの、注目のコンサート。いつもは2,150人を収容するオーチャードホールですが、今回は客席をその半分以下となる990人に制限。当日の会場では、マスク持参、サーモカメラによる検温、手指の消毒、ソーシャルディスタンスなど、コロナ感染対策を徹底したうえでの開催となりました。
『加藤登紀子55th Anniversary コンサート「未来への詩」with Yae』で、加藤登紀子さんとYaeさんは、およそ2時間の公演を実施。名曲の「百万本のバラ」や「知床旅情」、さらにコロナ渦にできた新曲「この手に抱きしめたい」など、18曲を熱唱しました。
コンサートを鑑賞したファンからは、「久しぶりのコンサートはすごくよかった」「(コロナの感染防止)対策もちゃんとできていてよかった」「登紀子さんだからできた。これに続いてくれるとうれしい」などの感想が聞かれました。
公演を終えた加藤登紀子さんは、「一つのコンサートで、これだけ作り上げてきたコンサートは初めて。今日歌って、自分の歌が新鮮に感じられた」と、感慨ひとしおのようすでした。
また、Yaeさんは、「まるで夢のような世界だった。終わったあとにミュージシャンたちも、満たされていた。歌をこれほどにも歌いたかったのかということに気づいた」と率直な思いを語っていました。
なお、このコンサートの模様や裏話などは、6月29日の午後7時から、加藤登紀子さんとYaeさんがパーソナリティーを務める『加藤登紀子の地球に乾杯』(ラジオ関西)で放送されます。
ラジオ関西『加藤登紀子の地球に乾杯!』
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