おかず15種類！理想の食卓を味わう　芦屋・まめ桜

2020/07/08

　日々の生活の中で旬の恵みを美味しく、たっぷり摂ってほしい。そんなコンセプトで美味しい昼食を提供しているのが芦屋にある料理店「まめ桜」だ。

　まめ桜の「まめ」とは「まめ皿」の「まめ」である。小さくて可愛いまめ皿に旬の食材をつかった料理を盛り付ける。そんなまめ皿が、1度のランチでお盆の上に10個から15個も並ぶ。一目みるだけでうっとりと幸せな気分になれる鮮やかな彩りだ。

　手の込んだ煮物料理から、ポテトサラダや冷奴、お漬物といった素朴な料理までバラエティ豊かなラインナップ。とにかくメニュー数が多く、一度の食事で野菜を中心に沢山の食材の料理を少しずつ楽しむことができる。これがまめ桜の最大の特徴だ。一口食べればその魅力はすぐにわかる。素材の持ち味を生かした繊細な味付けの品々は、香り高い鼻通りまで大満足だ。

　自炊してこの量と質のおかずを用意するとなると、きっと相当骨が折れることだろう。なにも高級なお肉の希少部位だけが贅沢ではない。自分の手で作ることの難しい食事を並べてもらうことだって相当な贅沢だ。栄養もばっちりで、1食のお昼ご飯でなるべく1日分の栄養がとれるように工夫されている。

「贅沢」とはいうものの値段はリーズナブル。季節の旬の食材をたっぷり使ったランチ「日々彩菜ごはん」は1,500円（消費税込み）。15品のおばんざいと、色とりどりの可愛いらしいまめ皿を楽しめる。見た目、香り、味まで楽しめる健康的な食事がこの価格で食べられるのは驚きだ。食後には小菓子が用意されており、ほっと一息つくことができる。

　仲の良い友人同士として店を切り盛りする鹿田朋子さんと堀口由紀子さん。このようなスタイルで料理を提供するのは、主婦でもある2人の思いが込められている。美味しいものを少しずつ、たくさんの種類を味わえる「理想の食卓」を実現したい。