なお、最後に、番組出演後、柴田隊長と鶫さんは、ラジトピの取材に応じ、音楽隊としての今後への思いを寄せた。以下は、柴田隊長と鶫さんのコメント。
柴田昌宜隊長(3等陸佐)
「(コロナ禍は)今まさに生きている我々としては未曽有の事態というか、経験のないこと。これをどうやったら克服しながらやっていくか、ものすごく人類にとっては大きなことだと思いますが、我々が演奏を届けることで、先の見えないところでも勇気づけたり、みんなで力をあわせながら、この国難を乗り越えていくことに対して、我々音楽隊としてできることというのを模索しながらやっていきたいと思います」
鶫真衣(3等陸曹)さん
「このコロナウイルス(感染拡大)の前には、音楽がいろいろなところで身近にあり、演奏会に行こうと思ったら、自分次第でいつでもいけるような状況だったと思います。ですが、演奏会も行われていなくて、音楽を聴いて元気を出すなど、そういったことも難しくなっていると思われます。でも、そういった今だからこそ、音楽の力や、音楽によって励まされることはすごくあると思いますので。形は今までとは違っても、音楽を発信し続け、『少しでも前を向いて頑張っていこう』と思うような、勇気を与えられたり、そういう歌を歌い続けたいなと思っています」
陸上自衛隊中部方面音楽隊
https://www.mod.go.jp/gsdf/mae/maband/