女子バレーボールのトップカテゴリー、Vリーグ1部(V1)のヴィクトリーナ姫路応援番組『いいな117ヴィクトリーナ』(ラジオ関西)。7月13日放送回の番組後半では、ポジションの役割やルールについて解説するコーナーで、『リベロ』について取り上げた。
リベロは『チームの守護神』とも言われる守備専門のポジションであり、レシーブのスペシャリスト。コート内でユニフォームがひとりだけ違うのも特長的だ。
リベロの交代のタイミングはローテーションが回るときで、ミドルブロッカーが後衛に下がったときにコートに入ることが多く、前衛に回ったときにベンチへ下がる。
ヴィクトリーナ姫路では溝口由利香選手、新人の花井萌里選手がリベロを担当している。溝口選手は、俊敏性があり、ディグ(スパイクレシーブ)を相手のスパイカーがイヤになるほどあげまくる、まさに『ヴィクトリーナの守護神』。チーム一の元気印で、ムードメーカーとして欠かせない選手だ。「真剣な眼差しと、点を取った時の笑顔が愛くるしい」と語るのは、同級生でもあり一緒にプレーをしていた経験を持つ、パーソナリティーの菅原未来。もちろん、ルーキー・花井選手の今後の活躍にも期待がかかる。
最近はリベロを2枚にして、ディグ専門とサーブレシーブ専門のリベロを交代しながら使い分けることもある。守りに徹するポジションのため、先述のように少し複雑なルールもあるが、リベロに注目するとより深くバレーボールを楽しめるはずだ。
◆日本代表経験者、荒谷栞が新加入
ヴィクトリーナ姫路は13日、荒谷栞選手(21)の加入を発表した。背番号は11。ユース、ジュニアの日本代表として活躍し、2018年には女子日本代表にも選出された経験を持つ荒谷選手は、共栄学園高校を経て、2017年からV1のNECレッドロケッツでプレーしていた。荒谷選手はクラブを通じて、「7月からヴィクトリーナ姫路に入団することになりました。たくさんコミュニケーションを取って早くチームになじみ、ファンの皆さまに覚えていただけるように頑張ります。そして一番はチームに貢献することです。全力で頑張りますので、ご声援よろしくお願いいたします」と意気込みを語っている。