「Go To」前に 兵庫での宿泊、最大6,000円補助 県とひょうご観光本部が連携キャンペーン | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「Go To」前に 兵庫での宿泊、最大6,000円補助 県とひょうご観光本部が連携キャンペーン

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 国の観光支援事業「Go To キャンペーン」が22日から始まる。これに先立ち兵庫県では、新型コロナウイルス感染症で大きな影響を受けた観光産業を盛り上げようと「Welcome to Hyogoキャンペーン」が本格的にスタートした。県と公益社団法人ひょうご観光本部が連携して実施するもので、兵庫と大阪、京都など近隣府県を中心に国内からの観光客を呼びこもうと、宿泊料の割引や、おみやげ購入券の補助など様々な事業を展開する。

会見するひょうご観光本部の高士薫理事長(6月26日 兵庫県庁)
会見するひょうご観光本部の高士薫理事長(6月26日 兵庫県庁)

 宿泊料が割引となるのは、▼オンライン旅行会社「楽天トラベル」のWebクーポン券を利用した場合(すでに終了)▼市町の観光協会が指定する県内のホテルや旅館などの宿泊施設を関西各府県(兵庫含む)及び岡山、鳥取、徳島各県からの観光客が利用した場合▼但馬・播磨地域のスキー場周辺で夏秋にスポーツや文化活動などの合宿を行う場合。いずれも1人1泊当たり2,000円の割引が受けられる。

 おみやげ購入券は、兵庫県内の温泉地で宿泊した際、宿泊費1万円以上で2,000円分、5,000円以上で1,000円分を配る。すべての割引とお土産購入券を利用した際、最大の補助額は6,000円となるが、これらに加え地域の特産品を購入できるプレミア付き商品券の販売が予定されており、実質的な補助金額はさらに増える。

 また兵庫県内の主な観光施設をまとめたパンフレット「ひょうご旅手帖」を13万部発行。県内の観光施設や道の駅、県境を越えた鉄道の駅などで配るほか、県公式の観光サイト「HyoGo!ナビ」での動画配信に力を入れる。さらに県外からバスで兵庫県を訪れる場合や、旅行会社が連携してひょうご五国を巡るバスツアーを企画・販売する際にも補助、いずれも特産品をプレゼントする。

ひょうご旅手帖
ひょうご旅手帖

 県はキャンペーンの関連費用として約11億円を本年度の補正予算に計上していて、同観光本部の高士薫理事長(神戸新聞社会長)は「新型コロナウイルスによる苦境のなか、1日も早くひょうごの観光産業を復活させ、軌道に乗せていきたい」と意気込む。

■大阪・京都でも特典さまざま

 大阪府は、府内で1泊7,000円以上の特典付き宿泊プランを利用した人に対し、PayPayや楽天Edy、dポイントなどで2,500円分を付与する。宿泊料からの割引ではなく、ポイントを付与することで近隣の観光施設や飲食店などで使用してもらうのが狙い。7月31日まで実施している。

 京都府では、近畿2府4県から訪れる人が京都市以外の「もうひとつの京都」エリアで1泊5,000円以上の宿泊をした場合、宿泊料の値引き、土産物や地域特産品の提供、飲食・体験クーポンなどで最大2,500円相当の特典が受けられるキャンペーンを実施。また京都縦貫自動車道の利用料割引が8月から始まる予定で、府内の交通をより活性化させる。

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