INAC神戸の中島依美「(岩渕)真奈とは思ってることがいっしょ」【なでしこリーグ開幕直前、応援番組アーカイブ特集】 | ラジトピ ラジオ関西トピックス

INAC神戸の中島依美「(岩渕)真奈とは思ってることがいっしょ」【なでしこリーグ開幕直前、応援番組アーカイブ特集】

LINEで送る

この記事の写真を見る(2枚)

 コロナ禍により、開幕が実に4か月ずれ込むことになった、2020年の女子サッカー・なでしこリーグ。いよいよ7月18日(土)に開幕を迎える。

 ゲルト・エンゲルス新監督のもと、2013年シーズン以来のリーグタイトル奪還に燃えるINAC神戸レオネッサ。チームとしての活動が制限されていた4月も含め、オンラインやメディアを通して情報を発信し続けてきた。ここでは、その1つ、ラジオ番組『カンピオーネ!レオネッサ!!』(ラジオ関西)に選手が電話出演したときの模様をお届け。5月11日放送回では、MF中島依美が登場し、番組パーソナリティーの近藤岳登、赤﨑夏実、寺田光とのトークで新たな一面を披露した。

INAC神戸の中島依美(写真提供:INAC神戸レオネッサ)
INAC神戸の中島依美(写真提供:INAC神戸レオネッサ)

 試合のときなど、メディアの前ではクールな印象を見せる中島。だが、この日の番組では、親交のある近藤と赤﨑とのトークということもあり、素を感じさせるようなリラックスした雰囲気で明るく対応。近藤からの「いつも依美に関しては、サバサバをこえた、超塩対応される!」というジャブも、「そんなことない! 近藤さんの勘違い(笑)」「マナ(岩渕真奈)のほうが塩です(笑)」とにこやかにかわしながら、会話をパス交換。「真奈と依美は感覚が似てるの?」と問われると、「思ってることがいっしょ。2人でもびっくりしますから」とのこと。これには、近藤は「周りはもっとこわい! 2人の意見が合ったら地獄よ(笑)」とおののいていたが、わかりあった岩渕と中島のコンビプレーは、ピッチでの注目の1つといえそうだ。

 一方、寺田の質問もあって、話題は、放送前日の「母の日」のことに。「中高6年間、大阪のチームに通っていました。土日とかは試合もあって始発で行ったりしたので、朝5時くらいに駅まで送ってもらったこともありました。定期代とかがすごく高いのに(ずっと支えてくれて)それは本当に感謝でしかなかったです。今回の母の日にもお花を贈りました」という中島。女子プロサッカー選手としての道を切り開いた母への感謝の思いは尽きることはないという。

 ちなみに、番組内では、選手のリクエスト曲コーナーのところで、「ライブも何回も行ったほど、むちゃくちゃ好き」というナオト・インティライミの「未来へ」をチョイス。「コロナの影響で大変な状況ですが、今できることを考えて、いい時間を過ごしてほしいと思って、この曲を選びました!」。これには、番組中、再三にわたって中島に鋭くツッコミを入れていた近藤も、「一瞬で見直した!」と、選曲のよさに感心していた。

 サッカーでは、なでしこジャパンでも主軸を担い、INAC神戸では昨シーズンまではキャプテンも務めるなど、リーダー格のひとり。「ずっとお姉さんたち(先輩選手)や上の人たちといたから、下の子たち(若手)とどう接したらいいか、自分のなかでわからなかった」「自分は口でいうタイプじゃないから、プレーで見せていきたい」という中島だが、キャプテンを務めた際は、自ら世間話をするなど若手への気遣いも随所に見せ、チームの輪を作る担い手にもなっていた。

「マンチェスターシティの(ケヴィン・)デ・ブライネ選手(ベルギー)のプレースタイルが好き」という中島は、当然、今季もINAC神戸の攻守の要として期待がかかる。デブライネばりに高い技術を持つ背番号7のプレーは、タイトル獲得のためには欠かせないものになるはずだ。

 この日の番組では、最後まで近藤や赤﨑、寺田らとぶっちゃけトークを繰り広げ、これまでなかなか見せていなかった素の部分も垣間見せていた中島。番組最後には、「いま本当にコロナですごく大変なときですが、そういうときこそ、一人ひとりできることを考えて、これを乗り越えていきましょう!」とサポーターにメッセージを送っていた。

『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティー、左から近藤岳登、赤﨑夏実(写真:ラジオ関西)
『カンピオーネ!レオネッサ!!』パーソナリティー、左から近藤岳登、赤﨑夏実(写真:ラジオ関西)
LINEで送る

関連記事