「現代の味にあった商品づくりを」神戸の洋菓子メーカー・神戸ベル コロナ禍では93年の歴史で初の工場直売も | ラジトピ ラジオ関西トピックス

「現代の味にあった商品づくりを」神戸の洋菓子メーカー・神戸ベル コロナ禍では93年の歴史で初の工場直売も

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 ラジオ関西の三上公也アナウンサーが、兵庫・神戸で活躍する企業やお店を訪ねる『こうべしんきん三上公也の企業訪問』(ラジオ関西『三上公也の朝は恋人』内、午前9時38分ごろ~)。7月14日の放送回では、「神戸ベル」として親しまれている株式会社ベル(本社:兵庫県神戸市東灘区住吉浜町)を訪問し、営業本部第一営業部部長の中内和久さんに、商品についてや最近の取り組みを聞いた。

神戸ベル
(※写真撮影時にマスクを外していただきました)

 神戸ではパンや洋菓子でおなじみの神戸ベル(Belle)。1927(昭和2)年創業で、今年で93年目を迎える。昔からの味を守り、商品を作り続ける秘訣について、「菓子職人、パン職人、サンドイッチも含みまして、今、戦力でやらせていただいているのが、50代から60代。本当に昔から弊社のファンの方の年代のスタッフ中心でやらせていただいている」と中内さんは語る。

取材の様子(写真:ラジオ関西)
取材の様子 ※写真撮影時にマスクを外していただきました

「創設者の様々なレシピを引き継ぎながら、現代の味にあった商品づくりを心掛けている」(中内さん)なか、長く人気を誇るのが、『サンケーキ』というリング型のバターケーキ。1959(昭和34)年から販売し続けて、今年で60年以上経つロングセラーとなっている。

 最近では『フルーツレディー』という直径26センチの大型のフランスパンの中にオレンジ、リンゴ、レーズン、チェリーの4種類のドライフルーツを詰め込んで焼き上げている商品も登場した。「ぱっと見たら(直径)26センチと大きいので、お客様も、贈られる知人やご友人の方も、その大きさにびっくりされるよう。それでも、食べていただいて『おいしかったです』という声をいただいている」(中内さん)。そういった消費者の声は実際に商品づくりにも活用。ちなみに、今夏は、「ケーキ類なら、夏のケーキとして、マンゴーや白桃を使ったケーキの販売を予定している」とのことだ。

 一方、神戸ベルもコロナ禍の影響を大きく受けた。神戸・ハーバーランド「umie モザイク」にある直営店、とんかつ専門店の『とんとん とんかつ』は、モザイク創設当初から営業していたが、今回、1か月ほど営業を自粛する事態にも見舞われた。現在はメニューを限定したうえで営業を再開している。

 また、神戸ベルの本社工場では、これまで行っていなかったスイーツやパンの直売(「できたてスイーツ・焼きたてパン工場直売会」)を実施。「今まで93年間で、一度もこちら(工場)で販売ということはなかったが、コロナの影響があったのと、お客様に少しでも弊社の商品を知っていただきたいというのがあり、6月は毎週土曜日、パンケーキやサンドイッチなどを販売させていただいた」。直売情報については、工場に近い住吉駅の直営店(住吉店)でLINE登録をしている顧客向けに情報を発信。7月については11日(土)のほかに、25日(土)にも開催を予定している。詳細は神戸ベルのホームぺージに掲載されている。

神戸ベル

 なお、神戸ベルでは、7月16日(木)と7月17日(金)の2日間、神戸市営地下鉄の名谷駅構内で開催される『じもとマルシェ名谷』にも出店する(午前11時から午後9時まで)。


神戸ベル
http://www.kobebelle.co.jp/


『こうべしんきん三上公也の企業訪問』2020年7月14日放送回 音声

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