ただし、チームの他の選手が使い切れていなかったようで、髙瀬選手の無駄走りが多かった。開幕戦となった伊賀FCくノ一三重戦で、田中美南選手が決めたときも、髙瀬選手が走って相手をひきつけていたが、あの走りをもっとみんなに見てもらいたい。そして、チームメイトが髙瀬選手を意識したビルドアップをすべきだと思う。髙瀬選手をうまく使うというみんなの共通意識があると、もっと右サイドからいい攻撃ができるはず。また、髙瀬選手もチームメイトに自分の意思をもっと伝えるべき。めちゃくちゃいいタイミングで上がることができているのだから。
次節からも髙瀬選手の攻撃参加とオーバーラップ、ゴールに絡むプレーを期待したい。
試合を通してみると、INAC神戸としては、前半あんなにダメだったというか、千葉がよかったとも言えるが、それでも勝てるというのは、いい試合だったと言えるし、この勝ち方は強いチームの象徴。あのハーフタイムの短時間で、どんな修正をしたのかは気になるところ。エンゲルス監督のハーフタイムコメントを見たが、「すべてが遅い」という話しがあった。よほど強めに選手に言ったのかなと思う。
エンゲルス監督は試合中、ずっと立って、ずっと指示していた。「速く行け!」というのを、ひたすら大きな声で伝えていた。ハーフタイムの話しで、選手に火が付いたと思う。試合後のコメントで「まだまだ先は長いのでステップ・バイ・ステップで成長していける」とあったが、それがこの一戦に表れていた。そこは、エンゲルス監督も選手の成長を感じていたと思う。だからこそ、価値ある勝利だったように感じる。
※ラジオ関西『カンピオーネ!レオネッサ!!』2020年8月3日放送回より

