伊丹市の昆陽池にある伊丹市昆虫館で、ちょっと変わった展示「むしのうんこ これくしょん」が開催されている。
多種多様な昆虫を飼育している同館ならではの展示で、およそ250種の「昆虫のフン」を見ることができる。
これまで同館で育ててきた昆虫のフンをこつこつと集め、バッタや蝶・蛾、甲虫などの基本的な昆虫の分類別に展示している。中でも注目なのは沖縄県指定の天然記念物で与那国島に生息する日本最大の蛾「ヨナグニサン」のフン。羽を広げた状態で20センチに達するほどの大きな蛾で、生きている個体を見ること自体が貴重な「ヨナグニサン」のフンを展示しているのは沖縄以外ではおそらく同館だけとのこと。
また、新型コロナの影響で通常の「体験型展示」ができないこともあり、「触らない体験展示」にもチャレンジ。足でペダルを踏むことでフタが開く便器を3台設置し、その中にはそれぞれ違った昆虫のフンの“ぬいぐるみ”が入っている。大きさは実物の30倍ということで、かなりの迫力がありそうだ。
他にも「昆虫がフンをする瞬間」をテレビモニターで公開中。フンをする瞬間はなかなか目にすることができない貴重なシーンで、同館スタッフの角正さんが粘り強く待ち続けて撮影した動画を中心に、8種類の昆虫のフンをする瞬間をドラマチックに捉えている。
親子そろって楽しめる「むしのうんこ これくしょん」は、好評につき当初の予定を延長して、12月14日(月)まで開催。
※ラジオ関西『PUSH!』2020年8月31日放送回より
詳しくは
伊丹市昆虫館まで