Juju、2勝目逃す 初めてのウェットレース F4チャンピオンシップ

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 フォミュラ・カーの「F4 デニッシュ・チャンピオンシップ」は9月11日と12日、デンマークのバドボーグパーク・サーキットで第4戦から6戦が行われた。開幕戦でデビュー・ウインを果たした女子中学生レーサー、Juju(ジュジュ)こと野田樹潤さん(14)は、第6戦でポールポジションからトップを快走するレースを展開したが、初めて経験する雨なども影響し痛恨のオーバーラン。最後尾からの追い上げも6位フィニッシュとなる悔しい結果に終わった。

厳しいマーク、初めての雨。最速をマークしながら悔しい結果となったJujuと父の野田英樹監督(Jujuの公式ホームページから)
厳しいマーク、初めての雨。最速をマークしながら悔しい結果となったJujuと父の野田英樹監督(Jujuの公式ホームページから)

 バドボーグパーク・サーキットは、Jujuがデンマーク入りして以来、マシンをゼロから仕上げてきたホームコースで、練習走行でもコースレコードを更新するなど、最も自信のあるサーキットだった。

 レースは、練習から唯一の59秒台を出すなど最速を維持し、予選でもマシンのセッティングに苦戦しながらも、ポールポジションを獲得した、第4戦。スタート直後の第1コーナーから2番手のマシンが仕掛けて接触。3位に落ちてからも2位争いで2度も接触するなど相手の厳しいマークに苦しみ、結局3位でのゴールとなった。

 第5戦は上位の順位を入れ替えるリバースグリットで5番手からのスタート。マシンのセッティングへの適応は早く、得意のオーバーテイクでポジションを上げ、第6戦でポールポジションを確実にする2位でフィニッシュした。

 第5戦でも最速を記録していただけに、ポールポジションからスタートする第6戦は2勝目の期待が高まった。ところが、直前にカート時代も含め11年のレース人生で初めての雨が……。Jujuにとって未体験のウェットレースになった。

 それでもトップを快走し、2番手をジリジリと引き離していたが、強気のプッシュが裏目に出てブレーキのロックによるオーバーラン。圧倒的なラップを刻みながら最後尾から追い上げを試みたが6位に終わった。

 今回のレースは、デビュー戦で見せつけたJujuのアグレッシブな走りに、どのチームもマークを強めた。加えて人生初のウェットレース。経験を積みながら成長することが今回のヨーロッパ参戦の目的だが、「最速でも勝てない」ことを身をもって体験した。

 トップから最後尾に落ち、懸命に追い上げるなか、Jujuは「悔しくて、涙で前がよく見えなかった」という。渡欧前の壮行会で、Jujuは「未知の世界だけに、必ず壁にぶつかると思うけど、一つひとつ向かい合って乗り越えていく」と誓った。次戦は9月26日、27日。悔しい経験を糧に、子どもの頃から胸に刻む言葉は、「負けても、負けても、あきらめない」。

地元メディアのインタビューを受けるJujuと父の野田英樹監督(Jujuの公式ホームページから)
地元メディアのインタビューを受けるJujuと父の野田英樹監督(Jujuの公式ホームページから)

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