サッカー・J1のヴィッセル神戸応援番組『GOGO!ヴィッセル神戸』(ラジオ関西、パーソナリティー:宮川陽香)9月14日の放送では、ミッドウィークの16日に明治安田生命J1リーグ第25節でヴィッセルが対戦する相手、セレッソ大阪の番記者に、試合のポイントを聞いた。
サッカーライターの小田尚史さんは、現在5連勝中で勝点36の2位につけるC大阪の強みは、昨年から継続している堅守に加えて、得点力がついてきたと話す。現在7試合連続で複数得点を記録していることと、毎試合異なる選手がゴールを取っていることが、その大きな要因であると分析する。
また、小田さんは今回のC大阪注目プレーヤーをGKキム・ジンヒョン選手と挙げ、過密日程で進む今年のJ1において、強い精神力や代表経験がヴィッセル戦でもセーブという形で貢献してくれるのではと予想する。
一方、神戸の要注意選手としてピックアップしたのは、FW古橋亨梧選手とFW藤本憲明選手。古橋選手については昨シーズンのゴールシーン(2019シーズンJ1第32節、ヴィッセルが1-0で勝利)がいまだに痛烈な印象を残し、今年対戦した際も試合中いつもゴールを狙っている感じがしていたという。また、藤本選手は点の取れるところにいるイメージがあると話し、ヴィッセルの強力ストライカー陣に対して警戒を強めていた。
前回の対戦(7月22日、J1第6節)ではアウェイでスコアレスドローながらも見ごたえのある試合だった、C大阪との関西決戦。ヴィッセルMF山口蛍選手とC大阪MF藤田直之選手との、互いのチームに所属経験のある選手同士のマッチアップなど、今回も見どころは尽きない。
今季、過密日程のなかで苦戦が続くヴィッセルだが、12日のJ1第16節FC東京戦ではMF安井拓也選手のJ初得点や、復帰したMFアンドレス・イニエスタ選手のアシストからDFダンクレー選手の起死回生同点弾もあり、チームにはポジティブな面も出てきた。タテジマの25周年記念ユニフォームで臨む試合では、これまで以上の攻撃陣の活躍で堅守のC大阪を打ち破り、7月のJ1第5節清水エスパルス戦以来となるホーム・ノエビアスタジアム神戸での勝利を呼び込みたい。キックオフは16日の午後7時。